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特異体質を持つ愛でお兄さん 11KB 虐待-普通 ギャグ パロディ 自業自得 変態 飼いゆ 野良ゆ ゲス 希少種 都会 現代 愛護人間 独自設定 エイプリルフールとは関係ありません ・このSSには非常に北斗パロの強いものです! ・愛でられるゆっくりとそうでないゆっくりがでます ・作者に都合の良い独自設定があります ・このSSを書いたのはHENTAIあきです!エイプリルフールだけどいつもどうりだよ! ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね! 公園のベンチに座ってゆっくりを眺めている男がいた。 その表情はにこにこと笑顔であり、まさにゆっくりを見て癒されていると分かる。 ただし見た目はものすごく怖かった。人間とは思えないほど巨体であり、髪型はスキンヘッドだ。 おそらく笑顔でなければ誰が見ても虐待お兄さんだと勘違いしてしまうだろう。 そんな男の側に二匹の野良と思われるゆっくりが近付いてきた。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ゆっくりしていますよ。これは可愛らしいお二人ですね。」 挨拶をしてきたゆっくりに対して丁寧に返事をする男。お世辞にも綺麗とは言いづらい汚いゆっくりであったが、 男は本気で二匹を可愛いと思って言っているのだ。 「にんげんさん!れいむはおなかにおちびちゃんがいるんだよ!だからあまあまをちょうだいね!」 「にんげんさんならあまあまをもってるはずだぜ!ゆっくりしないではやくよこすんだぜ!」 そんな男に二匹は図々しくも餌をねだる。れいむの体は確かに大きいが、それは別ににんっしんしているのでなく、 ただの肥満である。にもかかわらず餌をねだるのは、たまたま公園に落ちていたチョコレートを食べて味をしめたからだ。 「すみませんね。確かに私はあなた達にあまあまをあげることは出来ますが、それは悪いことなんですよ。」 「どうしてそんなこというのおおおおおおお!いじわるしないではやくちょうだいね!」 「そうなんだぜ!にんげんさんはいじわるしないで、まりさたちにあまあまをちょうだいね!」 普通のゆっくり愛好家なら餌をやるところだが、この男はそんなことはしない。 人間が食べるような物をゆっくりに与えてしまえば、舌が肥えてしまい普通の餌が食べれなくなってしまう。 結果的にゆっくりを苦しめることになるので、この男は決して野良に人間の食べ物を与えることはしない。 与えるときは加工所が売っている、栄養はあるが不味いゆっくりフードしか与えない。 「まりさ君、君はれいむちゃんの大事なパートナーなんだ。だから頑張って自分で餌を採るんだよ。」 「うるさいんだぜ!まりさたちにあまあまをくれないようなにんげんはせいっさいするよ!」 男の忠告にも関わらず、まりさは男の足に体当たりを始める。 「いいよまりさ!にんげんはいたがってふるえてるよ!」 「ゆふふ!にんげんはよわっちいね!いたいのがいやならはやくあまあまをちょうだいね!」 自分達が何をしているのかまったく理解していない二匹は、ますます男に体当たりと暴言を続ける。 そんな二匹に対して男は体を震わせてゆっくりと動き出す。 「ゆ?なにまりささまにさわってるの!そんなことよりあまあま」 「いてえよ~~~!」 掴んでいたまりさを握り潰して男は絶叫する。茫然とするれいむにまりさの餡子が体に降り注いだ。 「ゆわあああああああああああ!まりちゅぶ!」 「いてえよおおおおおおおおおおおおおお!」 我に帰ったれいむが番であるまりさの死に驚いて叫ぼうとした時には、男の巨大な足に踏み潰された。 ゆっくりがいなくなっても男はまだ暴れ続ける。 「覇亞兎様落ち着いてくれ!もうゆっくりはいませんぜ!」 そんな男を止めたのは公園に来ていた一人の虐待お兄さんだ。 暴れまわる男にそう声をかけてなんとか落ち着かせようとする。 「またやっちまった・・・。あれだけ餡子を見るのは嫌いだってのに・・・。」 「しょうがないですぜ覇亞兎様。あれはゲスな饅頭が悪いんですよ!」 悲しむ男を励ます虐待お兄さん。この男の名前は愛出 覇亞兎(あいで はあと)。 名前の通りゆっくりを愛する愛でお兄さんだ。それなのに虐待お兄さん顔負けのゆっくり虐殺をしたのはある理由がある。 このお兄さんとてつもない痛がりであり、ガラスのように繊細なハートの持ち主なのだ。 大好きなゆっくりに攻撃される悲しみと痛みで我を忘れてつい暴れてしまうのだ。 「今日の所は家に帰って休んだ方が良いですぜ。ここにいたらまたゆっくりに絡まれますから。」 「そうですね、わざわざ止めてくれてありがとうございます。」 とぼとぼと公園の出口から家へと帰る覇亞兎様。それを複雑な目で見送るのは虐待お兄さんだ。 虐待お兄さんが覇亞兎様を止めたのは、ここにゆっくりを集めるためだ。 街中でゆっくり達が安全に住める場所は非常に少ない。そのためこの公園にはよくゆっくりが集まりやすいのだ。 集まってきたゆっくりしているゆっくり達を虐待するためには、あまり公園を危険だと思われたくないのだ。 「あの人も早く虐待お兄さんになれば、悲しまないでいいのになー。」 愛でお兄さん、虐待お兄さん双方から好かれている覇亞兎様。そのため決して邪険にされることは無い。 しかしその悲しみを癒すのは中々難しい。 公園での悲劇を思い出しながら覇亞兎様は町を歩いており、その大きな背中は小さく見える。 そんな覇亞兎様に声をかけたのはまたしてもゆっくりだ。 「にんげんさん!ぱちゅのおともだちがけがをしてるの!おねがいだからちからをかして!」 そう言って路地裏から出て来たのはぱちゅりーであった。 その言葉に沈んでいた覇亞兎様が反応する。 「それは大変ですね。私でよければ助けてあげますよ。」 「むきゅ!ありがとうねにんげんさん!こっちだからぱちゅについてきてね!」 路地裏に案内するぱちゅりー。随分と奥まできたが怪我をしているゆっくりはどこにも見当たらない。 ぱちゅりーに質問しようとするが、その前にぱちゅりーが不敵な態度を現す。 「むきゅ!にんげんさんごくろうさま!ざんねんだけどけがをしたゆっくりなんていないわ!」 どういうことだと思う覇亞兎様だが、その疑問に対してぱちゅりーはもみあげをあげる。 それが合図だったのか、今まで静かだった路地裏に大量のゆっくりが現れる。 「ゆふふ!さすがぱちゅりーだね!こんなかんっぺきなけいかくをたてるなんて!」 「これだけたくさんいればにんげんもいちころなんだよー。」 「うでがなるみょん!」 「あせるんじゃないんだぜみょん。ぱちゅりーはまだしじをだしていないんだぜ!」 そんな言葉を発するゆっくりに驚く覇亞兎様。ぱちゅりーはにやにやと顔を歪ませている。 「むきゅきゅ!いくらおおきくても、このにんげんさんはなんだかよわっているわ! みんな!いまこそゆっくりのちからをみせるときよ!」 「「「ゆっゆっおー!!!」」」 ぱちゅりーの号令のもとに一斉に攻撃を始めるゆっくり達。 もちろんゆっくりの攻撃などいくらされても人間を倒せるはずなどない。 だがそれにじっと耐える覇亞兎様。公園で起きた悲劇を繰り返さないために必死に我慢しているのだ。 「いまなんだぜ!」 一匹のまりさが膝カックンのようにぶつかってきた。バランスを崩して両手を地面につけてしまう覇亞兎様。 無防備な両手に口に枝を加えたみょんが襲いかかる。 「よくやったわみょん!にんげんはあんこさんをながしているわ!」 笑みを浮かべてみょんを褒めるぱちゅりー。だがゆっくり達は最もやってはいけないことをしてしまった。 ぶるぶると震えて血が出ている手を見つめる覇亞兎様。 「いまこそいっせいこう」 「超いてえよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 路地裏に獣のような雄叫びが響き渡る。そこにいたすべてのゆっくりは恐ろしさのあまりに全員おそろしーしーを漏らす。 そんな中で覇亞兎様は近くにいたまりさをすくい上げるようにビンタで壁へと弾き飛ばす。 「おそらちゅび!」 お決まりのセリフを言う前に壁にぶつかりはじけるまりさ。今だに動けずにいるゆっくりをこんどは荒々しく両手に握ると、 掴んだままの両手を力いっぱいぶつけ合う。 「「ちにゃ!!!」」 顔と顔がぶつかりあう激しすぎるちゅっちゅを無理やりされたために、その体をぐちゃぐちゃに混ざり合ってしまう。 ようやく動けるようになった時に、ゆっくりは全員悲鳴をあげる。 「まりちゃぶ!」 「わからにぇん!」 「ちんぼこお!」 どうやってそんな動きが出来るのか、今までよりも素早く動き次々とゆっくりを虐殺していく覇亞兎様。 ボールのように蹴られ他のゆっくりとぶつかり餡子を散らすまりさ。 逃げようとしたところを尻尾を掴まれ、ハンマー投げの様に振り回されてどこかへ飛ばされるちぇん。 勇敢に戦いを挑もうとしたみょんはふとましい体によって地面と挟まれ見事に平べったくなる。 「ちかづいちゃきけんよ!みんなおくちにいしさんをくわえてはっしゃするのよ!」 接近戦の危険さを理解したのか、立ち直ったぱちゅりーはそう指示をだす。 指示どうりに口に石を加えて準備をするゆっくり。 「いまよ!」 一斉に加えた石を吹き出すゆっくり達。吹き出された石はすべて覇亞兎様の体にぶつかる。 「やったわ!」 「まってぱちゅりー!なんだかへんだよ!」 異変に気づいた一匹のゆっくりがぱちゅりーに警告する。確かに石をすべて命中したが、そのすべてが ありえないほど体にめり込んでいる。ゆっくりが口に含んで飛ばしたぐらいでこうはならない。 「むん!!」 覇亞兎様が大きく体を膨らませ、体にめり込んでいた石を弾き飛ばした。 弾き飛ばされた石はそれを飛ばしたゆっくりに命中し、その体を突き破る。 偶然なのか、リーダーであったぱちゅりーには命中せずに仲間を失った恐怖で震えている。 そんなぱちゅりーを覇亞兎様が掴みあげた。 「おしおきです!」 「むきゅ!まってにんげんさん!ぱちゅははんせいしてるからたすけてくたわば!!」 命乞いをしようとしたぱちゅりーの言葉を無視して、ぱちゅりーの顔に頭突きをいれる。 顔や体中にクリームや餡子をこびり付かせた覇亞兎様は、意気揚揚と家へと帰って行った。 「今帰ったぞー!」 「お帰りなさいおにい、何ですかお兄さん!そんなに体を汚して、またやったんですね!」 いつものような丁寧な言葉遣いでなく、荒々しい覇亞兎様を出迎えたのは胴付きのゆっくりびゃくれんだ。 外に出てはゆっくりを潰してしまい死臭を漂わせるため、普通のゆっくりが飼えない覇亞兎様の為に ゆっくり愛護団体の人間がわざわざ探してきてくれたのだ。 「こんなに汚して・・・、またたくさんゆっくりを殺生してしまったのですね!そこに座ってください!」 怒るびゃくれんの言葉に素直に従って床に正座をする。すっかりいつもどうりになってしまっている覇亞兎様。 そしてびゃくれんのお説教が始まる。 「私もお兄さんが悪くないことは理解しています。でもこんなに汚れるなんてどれぐらいゆっくりを殺生したのです! 私はお兄さんは大好きです。でもこんなになるなんてどういうことなんですか!」 「はいすいません・・・。」 説教はそれから三十分ほど続けられる。すっかり縮こまっている覇亞兎様にびゃくれんは優しい声をかける。 「でも反省してくれてるようですし許します!」 そう言って背伸びをして覇亞兎様の頭を撫でるびゃくれん。その姿は慈愛に充ち溢れている。 「ではお風呂に入って綺麗にしましょう!早く服を脱いでください。」 「いえ私は子供じゃありませんから一人で入れますよ。」 「お兄さんだけじゃ匂いがとれたか分かりません。恥ずかしがらないでいつもどうり一緒に入りますよ!」 無理やり風呂場に覇亞兎様を連れ込んでいくびゃくれんだった。 おまけ でたぁ!びゃくれんさんのTUGUNAIだぁ! 「汚物は消毒せねばならんな!」 「いけません!罪もないゆっくりを虐げるなんて!」 「ほお?同じゆっくりを庇うというのか。こいつは人間にたてつくゲスだ。」 「そうですか。なら私がその償いをしましょう。」 「代わりに死ぬというのか、中々良い心んほおおおおおおおおおおお!」 びゃくれんの体をはった償いに声をあげてしまう虐待お兄さん。 償いが終わった後、お兄さんの顔からは険がとれてまるで子供のように穏やかな顔つきになっていた。 自分のしてきた行為を反省して、お兄さんはすぐにゆっくりショップに胴付きゆっくりを買いに走った。 後書き 最近忙しくてなかなかSSを書く時間がとれません。 希少種はあんまり設定もできていないから、よけいに時間がかかるので難しいところです。 公式でも良い人であるびゃくれんさんなら、死臭で汚れたハート様でも許してくれると思いこうしました。 最近胴付きやらHENTAIが多く出ており嬉しいことと、名前に負けないようにHENTAIを頑張りたいと思います。 ジャギ様に続いて、アミバ様ハート様も外伝が出ないかと期待するHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う ふたば系ゆっくりいじめ 1184 オレンジジュースを買いに HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 僧侶や尼ってあらゆる欲を無くす修行をしているんだね~。わかるよ~。 それを真似ているびゃくれん様がまさか暴力や肉欲に走るわけないよね~?わかるよ~? この作者はたまに知識不足な表現や矛盾があるんだね~。わかれよ~。 ※原作は怪我をしない弾幕勝負なので問題なし。 -- 2018-03-28 21 12 10 ドM共が(笑) -- 2016-02-27 13 09 50 ハート様wwwwwwwwwwwwww -- 2014-06-11 20 13 55 びゃくれんに説教されて修正されたいぜ… そしてお嫁さんにしたい! -- 2011-01-07 23 16 52 なんだか良くわからんが、すごいSSだった。それだけは間違いない! -- 2010-12-29 22 57 12 びゃくれんに正座させられて説教を聞いた後撫でられたい -- 2010-12-04 00 49 49 賢い銅付きに叱られたい -- 2010-10-08 12 39 25 びゃくれんに怒られたい -- 2010-06-30 02 25 56
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11/11/04(金)19 33 13 No.7297448 ■モン娘(ニャン)■ モン娘ウィキ モン娘の図鑑もしくはネット図鑑 自分でコンプリートするもよしネット図鑑とリンクして調べるのもよし モン娘は基本金、土、日曜日に増えるのでずっと楽しめる 今だに発見されてないモン娘を探して冒険してるプレイヤーもいるらしい
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ゆっくりしていただけの群れ 11KB 自然界 ほんの少し未来の話 会話劇 黒二行作 【はじめに】 このSSは、ほんの少し先の未来を舞台にしたフィクションです。 単純明快なゆ虐や愛でを求める方には、おすすめ致しません。 【本編】 『ゆっくりしていただけの群れ』 (作・二行) 21世紀に入って30年も経つと、色々とおかしなことが起こるものだ。 人間の世界は相変わらず不景気だが、それでかえって救われたものもある。 たとえば、今私が分け入っている野山だ。 今世紀に成り立ての頃は、どこもかしこも開発ではげ山になっていたそうだ。 しかし、そんな余裕もなくなって幾年月。 機械の手が入らなくなった自然は、皮肉にも繁栄を取り戻している。 私が登っている坂も、そんなほったらかし大自然の一部だった。 道なんてないから、刃物を振り回して草を刈りつつ進む。 はたから見れば、今流行のテロリストと勘違いされそうだ。 別に、無差別テロの予行演習に来ているわけではない。 この山には、今ではあまり見られなくなった、ゆっくりしているゆっくりの群れがあるのだ。 彼らが珍客として地球に現れたのは、今から20年ほど前になる。 ダーウィンを冒涜するために生まれてきたような生物どもは、大きな話題を呼んだものだ。 彼らは、時とともに害獣化するものもいれば、人間に大きな利益をもたらすものもいた。 だが今では、社会の淀んだ空気と同調するかのように、ゆっくり達もまた俯いて暮らしている。 都会の野良ゆっくりなど、死を懇願するものまでいる始末だ。 新聞の風刺画が歩き回っているようで、気味が悪い。 しかし、人と没交渉な群れの中には、牧歌的な集団も残っている。 彼らの馬鹿丸出しでオママゴトっぽい暮らしは、見るものによっては憤慨の対象であろう。 だが、私は特殊性癖持ち。 そんなゆっくりした群れを観察するのが大好きな変わり者なのだ。 だからこそ、たまの休みと引き換えにして、こんな奥地まで出かけている。 山の所有者が、職場のお偉いさんなのも好都合だった。 彼のご機嫌さえ損ねなければ、伸び伸びとゆっくりウォッチングに興じることができる。 まるで種田山頭火の句のように、分け入っても分け入っても深い自然が続く。 道なき道を進んでいると、足元の方からおかしな声が聞こえてきた。 むきゅ、げほっ、げほ・・・。 屈んでそこらの草をかき分けてみると、顔色の悪い饅頭がクリームを吐いていた。 「おいおい、大丈夫か?」 普段は、ゆっくりには決して触れない。 あくまで、自然な観察が信条だからだ。 ただその時は気紛れから、リュックからスポーツドリンクを出し、かけてやった。 利くかどうかは気軽な賭けみたいなものだったが、功を奏したようだ。 ぱちゅりーは、みるみる元気を取り戻し、私を見上げて礼を言った。 「ありがとう、お兄さん! ゆっくりしていってね!!!」 最早記録の中でしかお目にかかれないと思っていた、ご挨拶。 それに触れた私は舞い上がってもいたのだろう、ついつい口からお返事が出る。 「ゆっくりしていってね!!!」 饅頭が、にっこりと笑った。 「それじゃ、ぱちぇは行くわ」 「待て待て、お前こそゆっくりしたらどうだ?」 「そうも言ってられないの。群れがなくなっちゃうのよ!」 私はクリーム饅頭をつかむと、その場に腰掛けた。 胡坐をかき、腿の上にぱちぇを置く。 「ななな何するの?」 「いいから落ち着け、虐めたりしないから」 「むきゅぅ・・・」 「で、なんで群れがなくなるんだ?」 「明日の朝、人間さんがいっぱい来るの。そして、群れを燃やしちゃうの」 駆除か。今では珍しいことだ。 今どき、そんな元気のよい自治体があるとは。 それとも。 「お前達、何やったんだ?」 「むきゅっ。ぱちぇのお話、聞いてくれるの?」 「そのつもりだ。お前はゆっくりにしては、理性的なやつらしいからな」 「ぱちぇを褒めてくれて、ありがとう、人間さん!」 驚いた。 『理性的』という言葉を理解し、感謝まで表すとは。 野生の、しかもこんな山奥のゆっくりに、ここまで物を知っている個体がいる。 「どうやら、(笑)じゃないようだな」 「かっこわらい?」 「ああ、流石に分からないか。それより、話を聞かせてくれ」 「・・・ぱちぇの群れは、ドスの群れよ。 ドスのおかげで、皆、ゆっくりしていたの」 この辺りには何度か来たことがあったが、ドスまりさがいるとは知らなかった。 是非お目にかかりたいと思ったが、口にはしない。 「だけど、ゆっくりしているゆっくりの中にも、ゆっくりしていないゆっくりもいたのよ」 「ゲスという奴か。まぁ、世の常だな」 「中でも、みょんとゆゆこの番は、ひどかったわ。 度々人里に下りては、人間さんのお野菜や食べ物を横取りしちゃうの」 「随分と希少なゲスだな」 私はぱちぇの頭を撫でながら、話を聞いていた。 ゆゆこはいわゆる希少種という奴だが、ゆっくりの中で最も食い意地が張っている。 おまけに吸引力の変わらないただひとつの掃除機のように、辺りのものを吸い込んでしまうのだ。 「人間さんは、ゆっくりしていたわ。 ある日、ぱちぇの群れに来て、もうゆゆこを人里に放さないで欲しいって言いに来てくれたの」 「それは、ゆっくりとしているな。悠長とも言えるが。それで、群れはどうしたんだ」 「ドスがゆゆこに注意して、おしまい」 「で、ゆゆこは反省の色もなく、また人里に被害をもたらした、と」 「その通りよ。むきゅぅ・・・」 「だから、駆除に来るのか」 「いえ、人間さんは本当にゆっくりしてくれたわ。ぱちぇ達よりもゆっくりしていたかも。 ゆゆこさえ差し出してくれれば、群れはそのままにしておいてくれる。 そうまで言ってくれたのよ」 役所にしてみれば、群れを一斉駆除するよりも一体の希少種を捕獲する方がいいだろう。 第一、安上がりだ。 「ドスは、何やってたんだ」 「何もしなかったわ。ゆっくりしていれば、ゆゆこもゆっくりしてくれるって」 「他のゆっくり達は?」 「ゆっくりしていたわ。自分達のゆっくりぶりを見れば、ゆゆこもゆっくりしてくれるって」 ゆっくりは、何かを積極的にやることを好まない。 群れによっては、狩りを一生懸命することさえ忌避される。 まぁ、そんな群れは往々にして長持ちしないのだが。 「自分達は何もしない。ゆゆこは野放し。そりゃあ」 「群れを潰されても、文句は言えないわね・・・。でも」 「なあ、ぱちぇ。ひとつ聞いてもいいか?」 「むきゅ?」 「お前は、何やってたんだ」 「ぱちぇは・・・、ドスの仲間に入れてもらえなかったの。 それでも、ゆっくりしてる場合じゃないって、皆に言ってはいたの」 「聞き入れては、もらえなかった?」 「そうよ。分かってくれたのは、ありすとれいむだけ」 それも、たいしたこともないゆっくりだったのだろう。 ぱちぇの沈んだ表情が、それを物語っていた。 こんな顔を見に、ここまで来たのではなかったのだが。 「ぱちぇ。お前は、何で中身を吐いてまで山を降りようとしていたんだ」 「人間さんのところに、行くつもりだったのよ」 「無茶だな。ゲロ袋と呼んで、お前の種を嫌っている人間も多いんだ。 一歩間違えれば、真っ先に潰されるところだぞ」 「それでも、ぱちぇは、じっとしていたくないのよ! だって、群れがなくなるのよ!」 「ぱちぇ、私が子供だった時に流行った言葉を教えてやろう」 「むきゅきゅ?」 「感動的だな、だが無意味だ」 「むきゅっ・・・」 私は饅頭を持ち上げると、顔と顔を近づけた。 「ぱちゅりー。これからあまりゆっくりできないことを言う。 中身を吐かずに、聞くことはできるか?」 「・・・頑張るわ」 「お前は、良い奴だな。でも、1匹だけじゃ何もできないんだ」 「でも、もしかしたら、お兄さんのように分かってくれる人間さんがいるかも」 「そうだな。何だったら私も一緒に行って、説得を試みるのもいい。 そうすれば、取りあえず、明日の駆除はなくなるかもしれない」 「お兄さん」 「だけどな、きっとまた、同じことの繰り返しだ。 そして時間が経つほど、事態は悪くなる。 前回は、ゆゆこの引渡し。今回は群れの駆除」 ぱちゅりーは口を硬く結んだまま、私の話に耐えているようだった。 「恐らく次は、この辺りの群れが全滅させられる。 だんだんと、疑われるんだ。 全てグルになっているか、ゆゆこが異常に繁殖しているか」 「ゆゆこは、ひとつだけだわ」 「だったら、それを引き渡せば良かったんだ。 それで人里の被害が治まれば、少ない予算を費やしてまで駆除しようとはしない」 寒天の瞳が私を見据えた。 まだ意思というものがあるだけに、悲しい眼差しだった。 「お兄さん、ぱちぇはどうすればいいの?」 「手遅れだ。それを理解することだ」 「・・・だったら、ぱちぇは戻る。お兄さんの言った事、群れの皆に伝えるわ」 私は殊勝な饅頭を小脇に抱えると、登った先にあるだろう群れとは反対の方へ歩き出した。 腕に、それなりの力を込めながら。 「お前は、群れには帰さない」 「どうして? お兄さんは、ゆっくりをいじめてゆっくりする人なの?」 「馬鹿野郎。お前を虐めるのは私じゃない。群れのゆっくりだ」 「むきゅっ」 「話を聞いててよく分かった。お前達の群れは、ゆっくりしているだけの群れだ。 目先のゆっくりを大事に思う余り、明日のゆっくりを潰してしまうアホの集まりだ」 「お兄さんの言うことは、よく分かるわ。でも、それがゆっくりって生き物じゃないの?」 「そうでもないさ。賢明な群れは、ちゃんとある。 ゆっくりするためには、そうじゃないこともやらなきゃいけないと肝に銘じている奴らがな」 「ぱちぇの群れは、お馬鹿さんばかりなのね・・・」 「そうだな。きっと群れに帰ったら、お前は無視されるどころか、また傷付けられる」 私は抱え上げた時、ぱちぇのあんよを見てしまった。 明らかに、枝か何かで傷付けられた痕がある。 「その傷、大方ゆっくりできないぱちぇがどうのって、虐められたんだろ」 「むきゅぅ。でも、ちゃんとぱちぇの話を聞いてくれたゆっくりもいたわ」 「聞いていただけだ。 もし本当に分かっていたら、お前と一緒に山を降りていたはずだからな」 咳き込む音と共に、冷たいものが腕にかかった。 歩みは、止まる。 私は吐しゃ物に塗れたぱちゅりーの口を、手で塞いだ。 「ショックなのは分かる。同情もしてやる。だから我慢してろ」 「・・・お兄さん、ぱちぇはどうすれば良かったの?」 「お前はドスの側にいるか、自分が長になるべきだったんだ。 群れを変えるってのは、そういうことなんだよ。 お前位の賢い奴を受け入れなかった時点で、群れの運命は終わっていた」 「むきゅん。だから無意味って言ったのね・・・」 「そうだ。事ここに到って何かをやろうとしても、無駄なんだ。 やるんだったら、もっと前から深いところから、始めなきゃいけなかったんだ。 今更ジタバタしたって、自己満足以外の何ものでもない」 「ごめんなさい、お兄さん」 「謝ることはない。 あの群れは死ぬ。ゆっくりしていただけで、何もしてこなかったためにな。 ぱちゅりー、お前は生きろ。 生きて、今度は長にでもなって、本当にゆっくりとした群れを作ってみるんだ」 私は自嘲する。 何を一生懸命になっているのか、と。 たかが饅頭如きに、何を求めているのだろう。 それに自分は、脳内お花畑なゆっくりが好きでここまで来たのではなかったのか。 「お前は私が、安全なところまで運んでやるよ。それからは、お前が決めろ」 「ゆっくり理解したわ・・・」 「せめてお前くらいに理解できれば、良かったのにな」 私は再び小脇のゆっくりと共に歩き出した。 山を降りたらぱちゅりーを助手席に乗せて、この辺りを抜けよう。 シートベルトはさせるべきなのだろうか? そんな馬鹿馬鹿しいことが何故か浮かんだりした。 麓に近付くと、胸のポケットに入れていた携帯端末が震え出した。 メールでも受信したのだろう。 手頃な倒木があったので、私達は並んで腰をかける。 いや、ぱちぇに腰などない。 頭だけの生き物に、私は水筒のお茶を飲ませつつ、端末を操作した。 ディスプレイに、送られてきた文面が映る。 「ぱちぇ、お前に言いそびれたことがあるんだ」 「なに、お兄さん」 「ゆっくりしているだけで何もしなかったってのは、お前達だけじゃないんだよ」 「むきゅきゅ?」 「人間だって、同じようなものさ。 ゆっくりしていただけの群れが、また消えていくようだ」 画面の文字を、ぱちゅりーに見せてやった。 どのくらい理解できているのか、私には分からない。 文面は、こういう一文から始まっていた。 『稀代の悪法が、あと100時間で可決されます! 是非、反対の署名にご協力下さい!』 (終) 【過去作】 ※ほんの少し未来の話 本作 ふたば系ゆっくりいじめ 906 蟷螂の斧 ※単発物近作 ふたば系ゆっくりいじめ 1124 おひさまさんをつかんでしまった ふたば系ゆっくりいじめ 1059 でか帽子まりしゃと姉まりしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 1055 さげゆん ふたば系ゆっくりいじめ 1019 餡娘ちゃんに花束を ※カオスVS鬼威惨 次回桜が咲く頃までには ふたば系ゆっくりいじめ 947 はげの復活(上) ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ※YHKアーカイブス ふたば系ゆっくりいじめ 840 プラネット・ゆース ~ドスまりさ~ ふたば系ゆっくりいじめ 675 プラネット・ゆース ~きめぇ丸~ ふたば系ゆっくりいじめ 658 緊急特別SS ゆっくり割れる窓ガラスさんの謎 ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース(うーぱっく&すぃー) ※続編準備中 ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を ふたば系ゆっくりいじめ 796 Detroit Yugyaku City 2 ※どろわ&ぬえ draw006 「パラダイゆch」 nue079 「素晴らしき世界」 nue059 「スキャット・ゆん・ジョン」 nue022 「ゆナッフTV」 nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 その他の作品に関しては、ふたばSS@WIKIの『二行の作品集』をご覧下さい。 餡娘ちゃんとWIKIあき、感謝。 二行の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 特定秘密保護法案さん・・・ -- 2013-12-02 11 37 47 優秀なぱちぇだ・・・俺なら迷わず飼いゆにしちゃうね。 -- 2011-07-13 23 57 52 稀代の悪法と言われていくつか思い浮かぶって相当だよな -- 2011-01-19 10 15 11 友愛ェ… 必死に反対しても一人ではどうにもならないのが現状なのよ…;; -- 2010-12-24 20 47 09 ゆっくりは人を映す鏡みたいなもんですからねえ… 目先のゆっくりに騙されて冬を迎えてるあたり、バカの群れまんまって事かorz -- 2010-09-03 03 59 06 お前ら・・・友愛されるぞ・・・ -- 2010-08-28 17 54 13 外国人参政権はマジ危険というか、帰還した人のことを混ぜるとあやふやな点があり民主党でもその点をついて論破したツワモノもいるよ -- 2010-08-28 14 32 53 なんという社会派なSSさん… 我々もゆっくりと変わらないのかも知れませんね… 良いもの読ませてもらいました。 -- 2010-07-19 20 05 20 外国人地方参政権さんや人権擁護法案さんかもしれないのぜ 左翼勢力さんはゆっくりできないのぜ。 -- 2010-06-27 22 26 29 稀代の悪法!?児ポ法のことですか?だとしたら許せん。 -- 2010-06-17 04 59 14
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のばす 18KB 実験・改造 家族崩壊 現代 独自設定 ゲスじゃないゆっくりが酷いめに ちょい独自設定 ■ のばす 「の~びの~び。まりしゃこんなにのびられるんだじぇ!」 「ゆゆ~ん、、おちびちゃんすごくゆっくりしてるよぉ」 「れいみゅも、れいみゅものびのびしゅるー」 「それじゃみんなでのびのびしようね! の~びの~び」 「「しあわせ~!!」 家の前でゆっくり一家がのびのびしていた。 まりさとれいむの番に、子まりさ2に子れいむ1。 街でよく見かける組み合わせだ。 僕はゆっくりに関しては、特に可愛がることもなく、もちろん わざわざいじめることもない。 普段だったらそのまま気にせず帰宅するところだったのだが、 今日はふと、前から気になっていたことを確かめたくなってしまった。 ゆっくりはどれだけ伸びるのだろうか? 柔らかくて弾力のある饅頭皮をもつゆっくりは、のびのびすることで ゆっくりする。 きっと気持ちの良い体操のようなものなのだろう。 では、限界まで伸ばそうと思ったら、どこまで伸びるものなのだろうか? せっかく家の前に転がっているのだから、この機会に試してみるのもいいかもしれない。 僕はゆっくり一家を刺激しないよう足早にゴミ袋を取りに家に入り、 玄関を開けると未だ警戒心もなくのびのびしている親まりさを袋に詰め込んだ。 「の~びのゆぅぅ??おそらをとんでぶべぇっ」 「ゆゆっ! にんげんさん! やめてね!! れいむたちゆっくりしてただけだよ」 「おとーしゃーん」 さすがに気づかれたので、手早く詰め込むことにする。 「やめてね。まりさをかえしてね。れいむおそら」 子ゆっくり達は潰れたら困るので、スーパーの袋に丁寧に入れていく。 逃げ回っているがしょせん子ゆっくり。 1分もかからず全て回収し、玄関の扉を閉めた。 --- 部屋の中央には昔飼っていた熱帯魚の大きな水槽。 その中には大小5匹のゆっくりが入っている。 さて、これからどうやって実験を進めていこう。 子ゆっくりは、れいむ1にまりさ2。 同じ茎から生まれたのか、大きさは皆同じソフトボールサイズだ。 のびのびもだいぶ練習したようで、さっきは皆1.5倍ほどの長さまで伸びていた。 親を伸ばすのは一苦労だ。 ここは子ゆっくりで試すのがいいだろう。 まずはスタンダードに手で引っ張ってみることにした。 れいむを水槽から出し、頭とおしりを指を5本ずつ使ってて摘む。 「きょわいよー! だちゅけてぇえ」 「にんげんさん! おちびちゃんがいやがってるよ! やめてあげてね」 「ほられいむ、の~びの~びしてごらん。の~びの~び。うまくできたらあまあまをあげるよ」 「ゆっ! あまあま! れいむのびのびするよ。の~びの~び」 「あまあまずるいよ! まりしゃも!! まりしゃものびのびとくいなんらじぇ!」 「「の~びの~び」」 手の中のれいむもあまあまと聞いて、怖かったのも忘れてのびのびし始めた。 うーん、やっぱり自力では1.5倍強ってところか。 「れいむがいっぱいあまあまを食べられるように、おにいさんが手伝ってあげるよ。 ほら、の~びの~び」 「ゆっ!? れいむこんなにのびのびしてるよ!! きもちいいよぉ。しあわせー!」 ゆっくりと2倍弱まで伸ばしてみた。 このくらいだと、人間で言うペアストレッチみたいなものなのか、気持ちよさそうに ゆんゆん言っている。 それじゃこのくらいだとどうだ。 「ゆゆっ! おにいさん、ちょっといたい、いたいよ! そんなにのびないよ。やめてね、やめてね」 2倍強まで伸ばすと痛がるようだ。ストレッチで無理やり押してる感覚か。 逆に言えば、鍛えればこんくらいまでなら自分でのびのびできるようになるかもしれない。 というわけで、ここからが本番。 ゆっくり、ゆっくりと、限界を超えていく。 「ゆぐぐぐぐぅ、いだいぃい。もうむりでずぅ、やべで、やべでねぇえ」 「にんげんさん!! おちびちゃんをはなしてね! やめてあげてね!!」 「ほらほら、もうちょっとだけのびればあまあまだよお」 「むりぃぃい、やべでぇええ、いだいいいぃぃぃ。ゆっぐりできなぃぃい」 「あまあまはいいから、もうやめるんだぜぇえ! このままじゃおちびがしんじゃうぅ!」 さらに引っ張ると 「ぬげるぅう。れいみゅのきれいなかみさんがぁあ。いだっ!いだいぃぃ」 体の伸びが限界に来たのか、頭を掴んでいた指の根元から、子れいむの髪が ぷちぷちと抜け始めた。 地肌をつかんだ方が滑らないので好都合だ。 「やべでぇええ! おちびちゃんがゆっくりできなくなっちゃうううう!」 「ぞのてをはなせぇえええ!」 もっと引っ張る。 「ゆっぎゃああああ! あしさんが、れいみゅのあしさんちぎれるぅぅぅうう!!」 今度は足を掴んでいる指の周辺に限界が近づいているらしい。 そこだけ力がかかっているため押しつぶされ、今にも千切れそうになっている。 ちなみに頭の方は、指が当たっている所にそれぞれ綺麗な禿が出来上がっていて痛々しい。 できるだけ指先に力が入らないように加減してさらに引っ張るが、、 ぷちっ、ぷちぷちっ 「ぴぎぃぃぃぃぃいいいいいいい!」 「おちびちゃぁぁぁぁあん!!!! ゆっぐり、ゆっぐりぢでぇえ!」 「ゆがあああああ! もうやべろぉぉぉぉぉおおお! おちびがしぬぅぅう」 指先が饅頭皮を突き破ってしまった。 これ以上引っ張っても指がめり込むだけだろう。 残念がら、最初の実験は失敗だ。 れいむはゴミ箱に捨て、今度は適当なまりさをつまみ上げた。 「・・・・・!!」 子まりさは、恐怖に固まり声を上げることすらできないようだ。 「ゆぅぅぅ、やべでねぇ、、、、おちびちゃんにひどいことしないでねぇえ、、、、」 「そのてをはなせぇええ! ごのゆっぐりごろしぃいい!!!」 いろいろ鬱陶しいので水槽の中に麦チョコをばらまく。 「ゆううぅぅぅ! あまあましあわせー!」 ゆっくり達の気が逸れたところで、今回の実験の準備をする。 前回は無理やり引っ張って千切れてしまった。 その反省を生かし、今回は自力でどこまで伸ばせるかに挑戦してみることにする。 納戸から持ってきた木の板に瞬間接着剤を塗り、未だ震えている 子まりさをそっとその上に乗せる。 子まりさの後ろには、木の棒が一本立っており、その先っぽには逆L字型になるよう もう一本木の棒がついている。 この棒の先っぽから糸を垂らし、子まりさの帽子を微妙な加減で釣り上げるのだ。 糸を帽子にくっつければ、あとは加減をみながら糸を引き上げていくだけだ。 「ほぅらまりさ、あまあまだよお。おにいさんはひどいことしないからね。ゆっくりしていってね!」 「ゆゆっ、ゆっくりしていってね! あまあまぁ」 子まりさがゆっくりし始めたところで、糸をつつっと引き上げる。 まずは体高の1.5倍程の高さに調整してみた。 「ゆゆっ!? まりしゃのすてきなおぼうしさんどこぉお!? ゆ? ゆゆゆ?? まりしゃのあんよさん! どぼしてうごかないのぉぉおお」 「まりさ! 上を見てごらん。お帽子は頭の上に浮いてるよ」 「ゆゆっ! まりしゃのおぼうしさん! おりてきてね! ゆっくりしないでおりてきてね!」 子まりさは海老反りになり必死で舌を伸ばしているが、当然届かない。 「まりさの得意なのびのびすれば、お帽子に届くんじゃないかな?」 「ゆゆっ! おにいさんありがとう! まりしゃのびのびするよ! の~びの~び」 今度はちゃんと頭にかぶさる。 「ゆぅ~ん、おかえりおぼうしさん。まりさとゆっくりしていってね!」 のびのびのゆっくり感と、お帽子が頭に返ってきたゆっくり感が合わさったのか まりさはよだれを垂らしてゆっくりしている。 まだまだいけそうなので、今度は2倍弱の高さまで上げてみた。 「ゆうぅっ!? おぼうしさんまってぇぇえ!!」 まりさは必死にの~びの~びするが、ぎりぎりで届かない。 一瞬髪の先っぽにかすめるくらいだ。 可哀想なので手伝ってあげよう。 「あれれ!? こんなところにゆっくりできないゆっくりがいるぞ!! お帽子かぶってないなんて、せいっさいっするしかないね!!(棒読み)」 「ゆぎぃぃぃい! までぃざはゆっぐりじでるぅぅ」 ゆっくりしていないと言われたのがよほど悔しかったのか、まりさは渾身の のびのびを見せる。 一瞬お帽子に届くほどだ。 だがそんな勢いが続くわけもなく。。 「ゆぐぅぅぅ、もうだめぇ、ゆっぐりできなぃぃい」 元の丸い姿に戻ってしまった。 まりさにはもっと頑張ってもらわなければならない。 そこでいったん帽子を一番上まで引き上げ、まりさの乗った台を 家族のいる水槽の前に持っていった。 「ゆゆっ! おぼうしがないへんなゆっくりがいるよ!」 「ゆっくりできにゃいねぇ」 「ぷぷっ、みじめみじめ」 予想通り、家族は子まりさだと気づいていないようだ。 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ! まりしゃはまりしゃだよぉおお」 「れいむのおちびちゃんはすてきなおぼうしのかわいいまりさだよ! そんなへんなゆっくりじゃないよ!!」 「ゆぐぅぅぅぅぅ。まりしゃのおぼうしさん、がえっできでぇえええ」 ここでスルスルとお帽子を下ろし、体高の2倍弱のところで止める。 「まりさ! お帽子が降りてきたよ! 今伸びれば届くよ!」 「ゆゆっ! おぼうじざん! いまいぐがらまっででねぇぇえええ!」 渾身の伸びを見せたまりさは、一瞬頭を帽子につけることに成功する。 「ゆっ! まりさはおちびちゃんなの!?」 「ぞうだよぉお。がぞくのあいどるのゆっぐりどじたまりしゃだよぉお」 と、ここまでで限界がきたようだ。 また丸い姿に戻ってしまう。 「ゆゆっ!? おぼうしぬぐのはゆっくりできないよ! れいむのおちびちゃんならちゃんとおぼうしかぶってね」 「ゆぎぎぎ、の~び、、の~びぃいいい」 また伸びるが 「もうむりぃい」 すぐに元に戻ってしまう。 「おちびちゃん! おぼうしのこときらいになっちゃったの!? おぼうしをたいせつにしないこは、まりさのおちびちゃんじゃないよ!!」 「ゆぎぃぃぃぃいい、ぢがうぅぅぅぅうううう。 まりしゃ、まいしゃ、、おぼうししゃぁああああん!!」 さすがにこの高さで維持は無理か。 長時間維持できるであろう、1.5倍程まで下ろすことにする。 「おぼうししゃぁあん! ゆっぐりじでいっでねええぇええ」 今度はすんなり頭に収まったようだ。 今の実験で確認したが、やはりある程度伸びを持続できるのは 体高の1.5倍程度までのようだ。 長時間維持するためには、もう少し低めに設定するのもいいかもしれない。 と、ここでちょっとしたアイディアを思いついた。 一日中のびのびさせた状態で餌をやり続けたらどうなるのだろうか? うまくすればそのまま成長して、長いまりさが完成するかもしれない。 このまりさはじっくり時間をかけて伸ばしてみよう。 --- 子まりさを納戸にしまって戻ってくると、親まりさがわめいていた。 「まりざのおちびちゃんをどごへやったぁぁああ! がえぜぇええ」 それはともかく、さっきの実験でのゆっくり達の帽子への執着は凄かった。 ふとそれを思い出し、何の気なしに親まりさの帽子を取ってみた。 「ゆ? ゆがぁぁああ! までぃざのおぼうじがえぜぇええ!!!」 おお、すごい、すごい。 それじゃちょっと切ってみたらどうなるのかな。 ちょん。 側に置いてあったハサミに手を伸ばし、帽子の真ん中辺に適当に切れ込みを 入れてみた。 口ができたようにぱっくり開き、動かすとぱくぱく開閉しておもしろい。 「ゆぅぅぅぅぅうううう!!!!!??? ゆっぎゃぁぁぁぁあああああああああああああ!!! までぃさのゆっぐりどじだじまんのおぼうじがぁぁあああ!!!! どぼじで、どぼじでごんなごどするのぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」 いや、ほんの出来心なんだけど。 別にいじめたいわけじゃないので、子まりさに使った接着剤の余りで適当にねばして 水槽に放り込んだ。 「までぃざのおぼうじさん、ゆっぐりできなぐなっちゃったよぉ、、ゆわぁぁぁぁん」 直してやったんだから我慢してくれ。 まあそれはいいとして、残り1匹になってしまった子まりさはどうしよう。 手で引っ張ると指のところから破けてしまうので できれば体の表面全体を均等に引っ張りたいのだが。 ひとしきり悩んで思いついたのは、掃除機! これを2台用意し、頭とおしりから吸い込んだら綺麗に伸びるかもしれない。 髪と帽子はじゃまだから取った方がいいかな。 早速納戸と二階から掃除機を用意し、吸口の部分を外す。 筒の直径は子まりさの約半分。 最初ちょっと歪ませてから吸込ませれば、あとは自動で何とかなるだろう。 というわけで、子まりさの下準備だ。 水槽から取り出し、帽子はゴミ箱に捨てる。 「おちびちゃぁぁぁんんん! れいぶのおちびちゃんかえしてねぇええ!」 「おそらをとん、、まりしゃのおぼうじかえすんらじぇぇええ」 ゴミ箱の前まで来たので、ついでにハサミでチョキチョキと散髪もしてしまう。 「まりしゃのきれいなかみしゃんがぁぁぁああ。ゆっぐりできなぃぃぃいいい」 余計な穴から餡子が漏れても困るので、あにゃるとしーしー穴も接着剤で 埋めてしまおう。 まあ準備はこんなところか。 それでは掃除機を2台近づけてと、まずはあんよ部分をすぼめ、掃除機の筒に すっぽりとはめ込む。 意外と綺麗に入ったので、これはいけるかもしれない。 頭も同様にすぼめ、もうひとつの掃除機の筒にはめ込む。 それでは、同時に、スイッチオン! バーーーーという吸口が塞がれたとき独特の音がけたたましい。 「ゆぴっぃぃぃぃぃいいいいい! ひっばられるぅぅぅぅ! とってぇぇぇぇええええ! ごれどっでぇぇぇぇええ! ゆっぐりできなぃぃぃいいい」 子まりさはというと、順調に引き込まれていっている。 まずは両方弱に設定したためか、1秒に1ミリほどのスピードで、 あんよとあたまが筒の中に吸い込まれている。 「おめめがぁぁぁああ! おめめがいだいいいぃぃぃ! なんにもみえないぃぃい」 ちょうど目の部分まで吸い込まれた。 目は見開いたままだったので、筒の中で擦れているのかもしれない。 そしてそろそろお口か。 口は頭の方の筒に吸い込ませておかないと、強く引っ張ったとき ここで千切れてしまう可能性がある。 頭の方の掃除機の強さを中に設定し、急いで吸い込んでしまおう。 「ゆぶぶぶぶぶぉぉぉぉぉぉ! ぴぎぃぃぃぃぶぼっ」 とりあえずこれでひとまず安心。 胴の部分が3センチほど、吸い込まれずに残った状態になったので、 あんよの方の掃除機も中に設定する。 途中で詰まるかとも思ったが、子まりさの表面が砂糖水の汗でぬめぬめになってきている こともあり、意外と順調に進んでいるようだ。 数十秒後、子まりさの体はそれぞれの筒にきれいに収まった。 それじゃいきますか。 それぞれの筒を掴み、ゆっくりと引っ張っていく。 最初は掃除機の吸引力とバランスを取り、徐々に力を加えるように。 ズズズ、と確かな手応えを感じ、子まりさの体が筒から再び現れた。 筒から抜け出した表皮は、すぐに玉のような砂糖水の汗で覆われていく。 どろどろの汗が表面を覆ってくれているおかげで、筒との摩擦がちょうどいい 強さになっている。 ゆっくり引っ張っていくと、まず見えている部分の皮が伸びて薄くなる。 ちょっと餡子が透けて見えるくらいまで伸びると、今度は戻ろうとする力が勝り、 掃除機の筒から新しい表皮が見えてくる。そして伸びる。 ゆっくりゆっくり。 おくちが見えてくる前までで、3倍程まで伸びた。 いよいよここからが勝負。 ついに筒から下顎が外れる。 「ひがつっ、ひはがっ!」 そして上唇が顔を覗かせた。 「ぎぃぃぃぃぃぃぃいいいい、ぴぎゅぃいいいいい」 べろが垂直に立っていてすごい。 「いぎゃ、いぎゃ、どっで、どっでぇえええええ」 さらに引っ張り、ついに目が現れた。 餡子で充血?したようになっているが、大量の汗と涙に守られて 失明はしなかったようだ。 飛び出さんばかりに見開いた目は、未だ健気に「やめてね」と訴えているようだ。 うーん、やっぱり顔の部分はあんまり伸びないかぁ。 口以降、ほとんど伸びなかったためあっさりと目まで進んでしまった。 やはりもっと胴を伸ばすしかないらしい。 最終ステップに進むため、掃除機の威力を強にした。 バーーーーーーーーーーーーー!!!!!!! というけたたましい音とともに、まりさが再び吸い込まれ始める。 ここからは力のバランスが勝負。 吸引力を利用して、まりさをさらに伸ばしていく。 「いぎゃあああああああ!! のびるぅぅぅぅうううう! ぼうむりむりむぢです、だめだめきれるぅぅぅぅ」 伸びていた胴の部分全体がゆっくりとさらに伸びていく。 表面がもううっすらと餡子色になっているところからみても、 相当薄く伸びているのだろう。 そしてまりさが 「ぴぃぃぃぃぃぃいい!あんよがどれるぅぅぅぅ!!!」 と叫んだその時 みりっ と口の端が裂け始めた。 「ぴっぎゅぅぅぅぅううう!」 「おいまりさ! 口閉じないとそのまま裂けちゃうぞ!」 本能的にも悟ったのか、子まりさは全力で口を閉じ始めた。 これでもうちょいいけるか。 またゆっくりと、引っ張るのを再開する。 まりさは目を血走らせて口をつぐんでいる。 引っ張る度に口が開きそうになり、その度目から砂糖水の涙が ぶわっと溢れ出る。 ゆっくりゆっくり。 もう5倍程まで伸びた。 胴が千切れるか、まりさが力尽きて口から裂けるか。 息を飲んで見ていると、 「ぼうむりぃぃぃぃ」 まりさが力尽きたようだ。 顎の力が抜けた瞬間、 みりみりっ と口の端から裂け始める。 こりゃあまずいと慌てて足で掃除機を止めた。 「かひぃ、かひぃぃ、どぼじで、どぼじでごんなこどずるのぉぉ」 子まりさの体は伸びきったゴムのように、だらんと弛緩している。 さすがにすぐに丸く戻るなんてことはないか。 頭とおしりを掃除機の筒からずるりと出すと、元の体高の5倍ほどになっていた。 ともかくこれで無理やり引っ張る実験は終了! 好奇心を満たすことができたので、びろびろになった子まりさは帰すことにする。 「ほら、おちびちゃん帰すよ。用は済んだからお前らもお帰り」 「ゆっ? この長くてきたないのはなんなのぜ? ごみはいいからはやくおちびちゃんがぜぇぇええええ! ごんなぎもぢわるいゆっぐりはせいっさいしてやるぅぅぅ」 あ、帽子捨てちゃったんだった。 慌ててゴミ箱から拾い、びろびろまりさに被せる。 「ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!! おちびちゃん!??? おちびちゃんなのぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!! どぼじでぇぇぇぇええええええ」 あ、ちょっと手遅れだった。 間一髪、親まりさに潰されて永遠にゆっくりしてしまった。 とまあ、こんな感じのドタバタがあったけど、親2匹には窓から帰ってもらい 実験の第一弾は終了した。 あとは納戸のまりさの帽子を常に頭の上に吊るしておき、 ゆっくりと時間をかけて伸ばしていくだけだ。 --- それから数ヶ月後、 「の~びの~び。まりしゃこんなにのびられるんだじぇ!」 「ゆゆ~ん、、おちびちゃんすごくゆっくりしてるよぉ」 「れいみゅも、れいみゅものびのびしゅるー」 「それじゃみんなでのびのびしようね! の~びの~び」 「「しあわせ~!!」」 家の前でゆっくり一家がのびのびしていた。 まりさとれいむの番に、子まりさ1に子れいむ2。 街でよく見かける組み合わせだ。 僕はゆっくりに関しては、特に可愛がることもなく、もちろん わざわざいじめることもない。 普段だったらそのまま気にせず帰宅するところだったのだが、 ふと親まりさの帽子が気になり、足を止めてしまった。 あの接着剤でねばされた帽子は、間違いなく実験に使った 子ゆっくりの親のものだ。 あれだけの目にあったのに、数カ月後にはまた同じ家の前で ゆっくりするとは、餡子脳ってすごい。 せっかく家の前に転がっているのだから、この機会に実験に使った 子まりさを返してやろうと思い、僕は足早に家に戻った。 子まりさを紙袋に入れて玄関を開けると、一家は未だに警戒心もなく のびのびしている。 僕は笑顔を振りまきながら、親ゆっくり達に話しかけた。 「やあみんな、ゆっくりしているね。ところでこの子は君たちの子だよね?」 「ゆっ! おちびちゃん! おちびちゃんなのぉぉお!!! どごいっでだのぉぉぉおお!! あいだがっだよぉ」 「ごんなにゆっぐりじだごにそだって、うれじいよぉ。 ごれがらみんなでゆっぐりしようねぇ」 「おちびちゃんたち、おねえちゃんのまりさがかえってきたよ! みんなであいさつしようね!」 「わーい、おねえちゃんだ! ゆっくりー」 「まりしゃにそっくりなおねえちゃんができたんだじぇ!」 「「ゆっくりしていってね!!!」」 ゆっくり一家は、紙袋の口から顔だけ出したまりさを見ながら 再会と出会いを祝福している。 「それじゃあまりさ、家族のもとへお帰り。かぞくでゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!! おかあさーん!! おとぉさーん!!! まりさずっとあいたかったんだぜぇー!!!」 関係も良好。返してよさそうだ。 まりさの後頭部をつかみ、袋から出すため上に持ち上げる。 「おちびちゃん、うれしいからっての~びの~びしすぎだよぉ」 持ち上がる。 「ゆっ?」 まだ出る。 「ゆゆゆゆっ!!!???」 やっと出た! 僕の渾身の力作、8等身まりさだ! 「ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!! なにごれぇぇぇぇぇぇえええええええええええええ!!!!!!」 「まりさはまr「ぎもいぃぃぃぃいいいい!! おもにあんよがぎもぃぃぃいいいい!!!」 「きょわいぃぃぃいい。たしゅけでぇええええ」 「おばけぇえええ!! おねえちゃんおばけだったんだぜええええ!!」 袋から出たまりさは顔をもたげつつ尺取虫のような体勢になり、あんよの底部をつかって ずるりと体を押し出す。 にょろり、ずるずる、にょろり 「まっで! にげないでぇえええ! まりさはまりさなんだぜぇええええ!!!」 「ぎもぃぃぃいいいい!!! ゆっぐりでぎないぃぃぃぃい」 「まあまあ、そう言わずに、家族なんだから一緒にゆっくりしてやってくれよ。 子殺しや育児放棄はゆっくりできないんだろ? 家族みんなでゆっくりしていってね!!!」 「「「「「「ゆっ!? ゆっくりしていってね!!!」」」」」」 実験も返還も終了して清々とした僕は、ゆっくりと玄関の扉を閉めた。 ------ 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 792 ゆ食文化圏 挿絵 by車田あき 挿絵 by車田あき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る キッモwww -- 2019-03-31 01 39 24 ゆっくりに饅頭をいくつも繋げば、同じのが造れるだろうにww -- 2018-01-18 06 58 36 うーん、私だったらまりさよりれいむにこれをやるな -- 2016-09-26 20 09 12 シュールwww -- 2016-01-08 17 03 47 ニャッキじゃねえかw -- 2013-07-31 11 56 57 おぉ、キモいキモい -- 2013-07-12 17 05 52 これはきもいwww -- 2012-08-16 20 22 13 体を二つにゆっくり引き伸ばす痛みってのは想像を絶するものだろう… 股裂きの刑みたいなもんか? -- 2011-10-26 00 40 11 とりあえず作者が東北人なのはわかった -- 2010-11-23 18 02 19 きめぇwww にょろにょろ思い出したわw 面白いな -- 2010-11-17 10 08 44 えっ えっ -- 2010-10-04 19 58 49 そんなことより何で掃除機が一家庭に二台もあるのさww -- 2010-09-16 21 44 01 13㎞伸びろ。音速の500倍で。 ギン「そないに速くも長くも伸びません」 伸びるとか伸ばすとか聞くとこればかり思い出す。 -- 2010-08-06 21 58 40 この絵見て分かった こんなんいたら確実に潰してるわ キモ過ぎるだろ常考… -- 2010-07-31 11 08 24 面白いと思うけどね~、、、 最初に書いてあるから読まなくても済むと思うけど -- 2010-07-26 04 01 23 ↓それは作品の感想じゃなくて、自分の趣味だろ 他にもたくさん作品があるんだからそっちに行け、読む気がしないんなら感想なんて書くな -- 2010-07-25 22 25 43 実験系はダラダラ感で読む気が失せる -- 2010-07-09 03 35 07
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このページは現在、編集途中です。 最後まで編集がされていないすなわち、編集の途中段階です。 編集途中 Wiki文字種 (下部です。) 現状 管理人が執筆中です。 編集者の皆様へ ページを最後まで編集してくれたら幸いです。ご協力お願いいたします。 閲覧者の皆様へ お見苦しい点があると思いますが、ご了承ください。 また、管理人は事情により編集が出来ません。申し訳ございません。 ページに一定のメドが立ったら、このタグを消去します。 2011.6.4 ここでは、当ウィキの編集方法を記載します。 Wiki(ウィキ)って? Wikiとは、誰でもページを編集できるツールです。 当Wikiは、@Wikiという無料Wikiサービスを使用しています。 (http //www.atwiki.jp/) Wikiを編集してみる 入会しましょう。 まず、画面右上の「このウィキに参加」をクリックし、画面に従い必要事項を入力し、Wikiメンバーに入会してください。 入会は、超簡単です。 2. 画面に従い、メールを確認してください。 3. メールにURLが記載されているのでクリックしてください。 4. 登録完了です。 ユーザー名とパスワードは絶対に忘れないようにしてください。 また、ご自分で忘れにくいユーザー名とパスワードをご希望ください。 編集をしてみましょう。 まず、編集したいページに移動します。 画面左上にある「編集」をクリック。 「このページを編集する」をクリック。 編集画面です。文字を入力できるスペースがあります。 そこにキーボードで文字入力し、編集してください。 「プレビュー」をクリックし、編集内容を確認してください。 確認したら、「ページ保存」をクリック。 編集終了です。 新しいページを作成しましょう。 Wikiに新しいページを作る方法です。 画面左上の「メニュー」をクリックしてください。 「新規ページ作成」をクリックしてください。 「ページ名」の欄に作成したいページのページ名を入力してください。 少し下に画面をスクロールしてください。 モードは、「@ウィキモード」を選択するようにしてください。 「@ウィキモード」以外のモードでは、絶対にページを作成しないでください。 6. 文字入力スペースに文字を入力してください。(編集) 7. 「プレビュー」をクリックし、編集内容を確認してください。 8. 確認が終わったら「ページ保存」をクリック。 9. 新しいページが作成できました。 Wiki文字種 一般 内部リンク [[トップページ]] と入力すると トップページ となります。 Wiki内のリンクを貼るときは[[]]を使用してください。 見出し * (見本)見出し と入力すると (見本)見出し 見出しが表示されます。 ** (見本)*が2個 と入力すると (見本)*が2個 と表示されます。見出しが少し小さくなりました。 外部リンク http //www.atwiki.jp/ URLをそのまま入力するだけでリンクになります。 [[@Wiki http //www.atwiki.jp/]] と入力すると @Wiki と表示されます。これももちろんリンクです。 点や番号 -iCarly見てね と入力すると iCarly見てね と表示されます。 +iCarly +カーリー +サム と入力すると iCarly カーリー サム と表示されます。 表 表(テーブル)も設置できます。 |このサイトは|iCarlyを|まとめています。| |iCarly br()NHK教育|2ch(デジタル)で br()毎週火曜|PM7 25~ br()放送中!| と入力すると このサイトは iCarlyを まとめています。 iCarlyNHK教育 2ch(デジタル)で毎週火曜 PM7 25~放送中! と表示されます。 ※ br() は、改行です。(→次の行に移動。エンターキーの役割。テーブル内でエンターキーを押しても改行されない為、使用する。)
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ここではいじめの解決法を自分流でおしえていきます。 いじめ系で相談があればなんなりといってください 名前 コメント
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「餡子ンペ09」苦悩に満ちたゆん生 36KB ・コンペ出展ということで、ちょっと長めにしてみたり。 ・テーマは『差別(離反や家出)』・・・なんですが、あんまりこだわってません。 一応テーマから外れてはいないはずです。 『苦悩に満ちたゆん生』 D.O 「さ、早く机の下に来なさい。」 「ゆぅ、ゆぅぅぅううう。」 むにゅん。ふにふにふにふに・・・ 「ゆぁぅぅぅ・・・。」 「逃げるな。そこに居なさい。」 れいむは今日も、椅子に腰掛けたおねーさんの足で、ムニムニと全身を踏みにじられている。 これは別に、れいむが何か悪さをしたためではなく、毎日のように続けられてきた虐待であった。 しかし、れいむにはこの過酷な虐待に対して抵抗する権利など存在しない。 それどころか、れいむを守ってくれる両親も、支えあう姉妹も・・・・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 時間は1ヶ月と少し前にさかのぼる。 舞台は、あくまで赤ゆっくりであったれいむ視点ではあるが、果ても見えないほど広大で、危険な動物もほとんどいない草原。 まだれいむが産まれる前であったが、そこには6家族ほどで構成された、小規模なゆっくりの群れが住んでいた。 群れのゆっくり達のおうちは、元々人間さんが使っていたのであろう、横倒しにして並べられたコンクリート管。 雨風にもびくともせず、しっかり入口を閉ざせばあらゆる外敵、積雪に負けることのない、とてもゆっくりしたおうちだった。 数にはまだまだ余裕があるので、群れが大きくなってもおうち探しに困ることは当分ない。 群れを構成するのはれいむ種とまりさ種のみ、みんな親戚同士であり、仲よく暮らしていた。 「みゃみゃー。しゅーり、しゅーり。ちあわちぇー。」 「おはなしゃん、ゆっくちしちぇるにぇ。」 「ばったしゃん、まっちぇー。」 季節はまだ秋、赤ゆっくり達は実り豊かな自然に包まれながら、思う存分むーしゃむーしゃしていた。 「おちびちゃんたち、ゆっくりしてるね。」 「れいむとまりさのおちびちゃんなんだよ。あたりまえだよ。」 「ゆふふ。じゃあまりさたちは、かりをしようね。ふゆさんがきたらおうちでゆっくりしようね。」 「ゆっくりしたごはんさんがなくなったら、ゆっくりできないもんね。」 成体ゆっくり達は、来る冬に備えて、狩りに精を出していた。 「こーろこーろ、ゆっくちー。」 「のーび、のーび。ゆゆーん。」 「はるになったら、まりさとずっとゆっくりしてね。」 「れいむもまりさとずっとゆっくりしたいよ。」 「「すーり、すーり・・・すっきりー。」」 ・・・そして、群れの平穏な日々はその夜、一匹のれみりゃの襲撃で脆くも崩壊したのであった。 「すーやすーやするよ!・・・ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 ・・・・・・。 「うー!うー!」 「ゆぅ・・・ゆ?れみりゃだぁぁぁああああ!!!」 「ゆゆっ?うるさいよぉ・・・れみりゃだぁぁぁあああ!!!」 「ゆぴぃぃぃいいいい!はなしちぇぇぇぇええ!」 群れのゆっくり達が寝静まった頃、横にずらりと並んだおうちの一つから、草原中に響き渡るほど大きな叫び声が上がった。 おうちの入り口を塞ぐ木の枝をあっさりと蹴散らした、その胴付きれみりゃの手には、 その日の昼間にバッタさんを元気いっぱい追いかけていた、一匹の赤まりさが握られている。 「おちびちゃぁぁあああん!!」 「れみりゃはゆっくり、まりさのおちびちゃんをはなしてね!」 だが、れみりゃはそんな両親になど見向きもせず、ポケットから見たこともない道具を取り出した。 カチッ!ボウッ・・・ それは、人間さんが使うバーベキュー用ライターだった。 「あちゅいっ!やめちぇ、ゆっくちさせちぇ『ボウッ』・・・ゆびぃぃいいいいいい!!!」 「「おちびちゃんのゆっくりしたおぼうしがぁぁぁああ!!!」」 そして、両親が見上げる前で、赤まりさのとんがり帽子のてっぺんに、赤く輝く炎が灯ったのであった。 「ゆぴぃっ!ゆびぇぇぇえあああああ!!!ぎゅぅぅぅぅうううぅ!!!」 赤まりさが全身を炎に包まれて、断末魔の声をあげながら草原を転げまわる姿は、 その後に続く惨劇の幕開けの合図となった。 「あじゅっ!おりぼん、れいみゅのおりぼんしゃ・・・ゆびびびびいいいぃぃいいいい!!」 「まりしゃのおぼうち、やべちぇぇぇぇぇえええ!!!」 赤まりさ、赤れいむ達はおうちの奥へと息をひそめて隠れていたが、 木の枝でおうちの中をかき回され、耐えられなくなり飛び出したところで飾りに炎を灯されていく。 「あじゅいぃぃいぃいいいい!!」 「おちびちゃん、おくちのなかにはいってね!」 ぺろり。 「『じゅぅぅぅぅ』ゆぎゅぅぅぃぃいいい!!あづいげど、ほのおさんはきえ『ズブリ』・・・」 「ゆぅぅ・・・おきゃあしゃん?」 お口の中の唾液でおリボンの炎は消えたものの、母れいむのお口が急に力なく開いたのを不審に感じて、母を呼ぶ赤れいむ。 だが脳天から、女性の腕ほどの太さの棒を突き刺された母れいむから、返事が返ってくることは永久にない。 その代わりに、お口の隙間かられみりゃの顔と、ライターの先端が赤れいむの方をのぞきこんでいた。 「うー。うー。」 「おきゃあしゃ『ボウッ』ゆっぐぢ・・・・・・」 「やべ・・おぼうじ・・・やべでぇ『ボウ・・・』ゆ、あ、ぁ・・・」 成体ゆっくりは全員が脳天から太い棒に貫かれ、身動きをできなくされた後で、 お飾りを目の前で燃やされながら力尽きた。 「だちてぇぇぇええ!おどおぢゃん、おがあじゃ『ボウッ』ぃやじゃぁぁあぁああああ!!!」 子ゆっくりまで育っていた子まりさ姉妹は、父まりさのお帽子の中で焼き殺された。 「ゆぴぃっ!あじゅ、あぴゅぅぅうう!がみのげじゃ・・・ゆぴぃぃいいい・・・」 赤ゆっくり達は一匹残らずおうちからほじくり出され、お帽子と髪の毛に火を付けられて、 跳ねまわり、転げまわりながら絶命した。 「やめてね!れいむはにんっしんしてるんだよ!ゆ・・・ゆぎひぃぃいいいい!!!『メリッ、メリッ・・・ボウッ』いびゃぁぁぁああああ!!」 にんっしん中だったぼて腹れいむは、まむまむにワラをねじ込まれ、 それに火をつけられて、新しい命を守ることも出来ずに内側から焼き尽くされた。 みんな、みんな、とってもゆっくりした笑顔のゆっくり達だったのに、 今は黒く焼け焦げた饅頭になり果ててしまった。 その凄惨な光景を作り出したれみりゃは、ゆっくり達を食べるでもなく、 ただその命をもてあそんだだけで満足したのか、その場を鼻歌を歌いながら去っていったのであった。 だが、群れは完全には滅びていなかった。 おうちから逃げ出し、必死で逃げだしたゆっくり達、大半はれみりゃにあっさりと追いつかれて炎に包まれていったが、 成体直前まで成長していたまりさ3匹、れいむ3匹だけがおうちの裏の茂みへと逃げ切り、生き延びたのである。 「おがあぢゃん・・・。おどおぢゃん・・。おちびちゃぁん・・・・。」 それからまもなく、この6匹はそれぞれが、れいむとまりさの夫婦となって、次世代の群れを営み始める。 しかし、群れを襲った惨劇と、それを引き起こしたれみりゃの記憶が薄れることはなかった。 人間さんから手に入れたであろう炎を操る道具、通常種を玩具としか見なしていない邪悪な笑み、 フリルのごちゃごちゃ付いたお洋服から、れみりゃが履いていたスリッパの色、お帽子のリボンについた大きな裂け跡まで・・・・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それから1週間ほどが過ぎ、表面上は平穏な日々が帰ってきていた。 3つのつがいは群れの規模を回復させるためすっきりーに励み、その甲斐あって、群れでは間もなく新たな命が生まれようとしていた。 数を増やすのが目的なので、全員植物型のにんっしんであり 3匹の母れいむの頭上には、それぞれ最低でも5匹以上の実ゆっくりが実っていた。 そして、将来人間さんのおうちで虐待を受けることになる、あのれいむも、そんな中の一匹であった。 ぷるぷると震え、ツタから産まれおちようとするれいむ。 しばらくして、頭上から拘束していた力が消えた。 お空を飛んでいるような浮揚感。そして柔らかい草のクッションに着地した衝撃。 涙が出そうになるが、それ以上に餡子の奥底から湧き上がるのは歓喜。 れいむは、これから先両親から与えられるであろう、何不自由ない、限りないゆっくりを想像し、 この世界に産まれ落ちた喜びを爆発させるように、元気いっぱい初めての挨拶を発したのであった。 『ゆ、ゆっ!ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!!』 「「・・・・・・。」」 『ゆぅ?ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!』 「「・・・。」」 『ゆ・・・ゆっくちしちぇっちぇにぇ!ゆっくちしちぇっちぇにぇぇぇ!』 「「・・・・・・ゆっくりできないよ。」」 『???ゆ、ゆぅぅ?』 れいむが産まれ落ちて初めてあいさつした相手、父まりさと母れいむから向けられた視線は、 親ゆっくりがおちびちゃん達に向けるべき、愛情にあふれたものではなかった。 それはむしろ、忌まわしい、汚らわしい何かを見るような・・・ その原因はまもなく判明する。 ぺしょり。 「ゆ・・・ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 「ゆっくりしていってね!ゆ~ん、れいむのおちびちゃん、かわいいよ~。」 ぺしょり。 「ゆっ、ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!!」 「ゆっくりしていってね!ゆゆ~ん。まりさににてげんきいっぱいだね!」 ・・・・・・。 5匹産まれた赤ゆっくり、まりさ種2匹とれいむ種3匹。 その中で、れいむだけが「ゆっくりしていってね!」と挨拶を返してもらえなかった。 『ゆぅ?にゃんで?どうしちぇゆっくちしてくれないにょ?』 「「・・・・・・(両親)。」」 「ゆっ!あのれいみゅ、なんだかゆっくちしちぇにゃいにぇ!」 「ゆぅ、しょうだにぇ!おりぼんしゃんがゆっくちできにゃいよ!」 『ゆ、ゆぅぅぅぅうううう!!どぼぢでしょんなこというにょぉぉおおお!?』 れいむのおリボンは、生まれつき端っこに小さな切れ目が入っていた。 無論、ゆっくりが脆弱極まる饅頭である以上、生きていくうちにお飾りにも体にも傷はつく。 しかし、先天的なものと後天的なものではやはり違うのだ。 そして、ゆっくりの社会において生まれつき飾りに欠損がある者は、確実に差別の対象となる。 世の中にはこの程度のことは気にせず愛情を注げるゆっくりも多く存在するが、所詮少数派。 れいむにとって残念なことに、れいむの家族はごく一般的な知性・性格のゆっくり達であった。 だが、差別の理由はそれだけではなかった。 「・・・あのれみりゃと・・きず・・おかざり・・・・・・」 「・・ゆっくりできない・・・・おりぼん・・きず・・・・」 不運なことに、れいむのおリボンについていた切れ目の形は、 群れに惨劇をもたらした、あのれみりゃとそっくりだったのであった。 ただでさえゆっくりしていないおリボン。その上、群れのおとな達のトラウマを刺激し続ける容姿を持ってしまったれいむ。 全くの不運であったとしか言いようがなく、少なくともれいむが過ちを犯したわけではない。 しかしこのハンデは、ゆっくりの社会においては逆転のチャンスの少ない、余りにも過酷すぎるものであった。 雨の日、おうちの中で家族みんなでゆっくりしていても・・・ 「ゆーん、ゆっくちしてないれいみゅは、ちかづかないでにぇ!」 『ゆぇぇぇん、おきゃーしゃん。ゆっくちさせちぇー。』 「・・・ゆっくりできないゆっくりは、おといれのほうにいっててね。」 ぼよよんっ! 『ゆぴぃっ!』 母れいむは、体当たりかと思うほどの力で、 れいむをおうちの隅のおトイレ(うんうん用の穴)へと突き飛ばした。 『どぼぢでぇぇぇ!!!』 「うんうんは、うんうんどうしでなかよくしててね。」 『れいみゅはうんうんじゃにゃいよー。』 父まりさが狩りに言っている間、姉妹達が母れいむとお歌を練習していても・・・ 「それじゃ、おちびちゃんたち。おうたのれんしゅうしようね!」 「ゆ~、ゆゆぅ~ん!ゆっくり~。」×4 『ゆ~・・・』 「ゆー!!ゆっくりしてないゆっくりは、こえをださないでね!ゆっくりできないよ!」 「しょーだよ!ゆっくちできにゃいよ!このくぢゅ!へたくしょ!」 『ゆぁーん、れいみゅもうたいちゃいよー。』 「れいむたちのおうたをきけるだけでもありがたいとおもってね!あー、ゆっくりできないよー!」 「ゆっくちしにゃいで、どっかいっちぇにぇ!」×4 『ゆぁーん、ゆっくちさせちぇー。』 父まりさが狩ってきたご飯を皆がむーしゃむーしゃしていても・・・ 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」×6 「おやさいしゃん、ゆっくちしちぇるにぇ!」 「れいむのまりさは、かりのてんさいだよ!」 「ゆふーん。それほどでもあるよぉ。」 日中は狩りに忙しい父まりさに甘えることができる、貴重な機会でもある晩ご飯の時間。 赤ゆっくり姉妹はじゃがいもさんやにんじんさんの欠片を一口頬張るたびに、 父まりさにすーりすーりして甘える。 『むーちゃ、むーちゃ・・・』 だが、れいむだけは、家族の団欒から離れたおトイレの近くで、 どこにでも生えている不味い雑草を、それも食べざかりのれいむにとっては余りにも少ない量を与えられる。 それでも、少しでも長く味わえるように少しづつ口に運び、ゆっくりと咀嚼するれいむ。 少しずつ食事を口に運ぶこの癖は、人間感覚ではお行儀良さそうなのだが、れいむとしては惨めなだけである。 父まりさの顔を時々チラリと見上げてみるが、れいむに向けられる視線は冷淡そのもの。 それもそのはずで、父まりさとしては、れいむに食事を与えているのは、 育児拒否でおちびちゃんを永遠にゆっくりさせたりしたら、群れのみんなに嫌われるからである。 出来れば一切世話などしたくないほど、れいむ、いや、『あの時のれみりゃ』を疎ましく思っていたのだった。 ・・・・・・そして、れいむ姉妹が産まれて2週間ほど経った夜、ついに決定的な時がやってきた。 『ゆぅ・・・しゅーりしゅーりしちゃいよぉ。』 れいむは家族が身を寄せ合って、あったかそうにすーやすーやしているのを見ながら、 おトイレの近くで一匹、孤独とうんうんの悪臭に包まれながら、秋の夜の寒さでなかなか眠りにつけないでいた。 「ゆぅ・・・うんうん・・。」 そのとき、夜中に目を覚ました赤まりさが、便意を感じてのそりのそりとおトイレにやってきて、 「うんうんしゅるよ。『もりんっ!』しゅっきりー!」 『ゆ゛・・・ゆぴゃぁぁぁああ!れいみゅにうんうんつけないでぇぇぇええ!』 おトイレとして掘った穴から大きくはずして、れいむに向かってうんうんをひり出した。 「ゆ?まちがっちゃったよ。ごめんにぇ、ゆぴっ!?」 『ゆっくちあやまっちぇにぇっ!』 ぽよんっ! 赤まりさは一応謝ろうとしていたところだったが、怒り心頭のれいむは体当たりを炸裂させた。 実際のところ、食事を毎日十分に与えられた赤まりさは、すでに野球ボール以上の大きさに成長しており、 栄養失調で未だにピンポン玉サイズのれいむの体当たりなど、痛くもかゆくもなかったのだが。 「ゆぅぅううう!うるさいよ!すーやすーやしてるのに、おおきなこえださないでね。」 「ゆぁーん、ねみゅいよー。」×3 ぽよんっ!ぽよんっ!ぽよんっ! 「ゆぅぅ・・・あやまってるのにぃ。やめてね。いたいよぉ。」 「ゆぅ・・・ゆゆっ!?おちびちゃん、どうしたの!?」 『だっちぇ、まりしゃおにぇーしゃんが・・・ゆびぃっ!』 自分の正当性を主張しようとしたれいむは、急に横から受けた衝撃で、勢いよくおうちの壁に叩きつけられた。 痛みに堪えながらその方向に視線を移すと、そこには両親がぷくーっとした姿がある。 ゆっくり以外が見たら苦笑いする他無いだろうが、それは、敵に対する威嚇行動であった。 「このくずっ!!!れいむのおちびちゃんになにやってるの!?」 「ゆっくりできないれみりゃはさっさとでていってね!!!」 『ゆぇ?おとおしゃ・・・?れみ?』 「「でていってね!れみりゃはでていってね!!」」 『??ゆ?・・れ?・・・れいみゅ・・おきゃあしゃん、・・ゆ?』 「おまえがれいむたちのおちびちゃんなわけないでしょぉぉおおお!!!!」 『ゆ?ゆぅぅ・・・?』 「?・・・??」×4 普段虐めてはいても、一応姉妹である自覚はある他の赤ゆっくり達は、さっぱり状況がつかめていないが、 両親がうっかり声もかけられないほどの剣幕であることは何となく感じ取っていた。 おそらく、もう一言れいむが口を聞いたら、容赦なく潰し殺す、そう正確に状況を把握した姉妹たちは、 もはや声も出せず、奥歯をガチガチ言わせながら、おうちの隅に身を寄せ合い、恐怖に震えていた。 しかし、そうはならなかった。 なぜなら、母れいむの最後の言葉は、れいむから言葉も理性も奪うのに十分な一撃だったからである。 『ゆ、ゆ、ゆびゃぁぁぁぁああああぁぅぅぅうううぅゃぁああああ!!!』 れいむは、体の向きをおうちの出入り口に向けると、奇声を発しながら、 成体ゆっくりでもあり得ないほどの速度で外へと駆け抜けていったのだった。 『ゆぴ、おがじゃ・・・ゆっぐ、れび・・・!』 れいむは、自分が産まれる前の事情など当然全く知らない。 だが、一つだけ、事実をはっきりと理解してしまった。 自分の居場所があのおうちの中にはないということを。 赤ゆっくりにとって『世界』とは、家族と、家族の暮らすおうちの中がすべてであるにも関わらず・・・ れいむはそれから、命を絞りつくすように全力で草原を駆け続けた。 夜が明けて朝を迎え、れいむには越えられなさそうな岩にぶつかると、また方向を変えて駆ける。 それから昼になり、また行く手を阻まれて方向を変え、夜となっても駆け続け、朝を迎えた。 そしてれいむは、傷つき疲れ果て、今にも永遠にゆっくりしてしまいそうになりながら、 ついに木と石でできた巨大な洞窟にたどり着いた。 れいむはヨロヨロとその洞窟内に入ると、そこに自分だけのゆっくりプレイスを作ることを決意しながら、 ついに精根尽きはて、ゆっくりと眠りに就いたのであった。 「あら?赤ゆっくり。」 ひょいっ。 「ゆぅ・・ゆ、れいみゅ・・・ゆっくち・・。」 「どっから来たのよ、あんた。ボロボロだけど。」 そして、その洞窟に先に住んでいた人間さんにあっさりと捕まり2週間が経って、現在に至る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ああ~、やっぱ良い足温器だわ。」 「おねーさぁん。れいむ、おといれにいきたいよぉ。」 「あら。早く戻ってきてね。寒いから。」 おねーさんの机の足元に置かれた、タオルを敷き詰めたバスケットから、ぽてぽてと這い出るれいむ。 一見するとゆっくり用ベッドのようだが、ここはれいむの仕事場である。 この家にやってきて2週間ほどで、食料事情が激変したれいむは、 体積で1000倍近くにまで急成長し(直径30cm以上)、もはや成体サイズ。 もうそろそろいいだろうということで、おねーさんがれいむを足の下に敷くようになったのはつい最近である。 ちなみに、おねーさんの名前はむきゅんちゃん。 狩りの仕方を知らないれいむに、足の下で踏み続けられるという過酷な虐待に耐える代わりに、ご飯をくれている人間さんだ。 最近「こーこーじゅけん」とか言う狩りが大変とのことで、あまりゆっくり出来ていない。 れいむも狩りのお手伝いが出来たら、むきゅんちゃんも、もっとゆっくり出来るのだろうか?などとれいむは考えている。 れいむは、一応自分が幸運な部類であることは自覚していた。 おねーさんに捕まった当時、れいむは生後2週間にしては小さすぎるピンポン玉サイズ。 いくら頭の大きさで強さを測るゆっくりとはいえ、れいむとおねーさんの力の差は歴然であった。だが、 「あんた、親は?」 「ゆぎゅぎゅぅぅ・・・ゆびゅぅぅぅううー・・・。うっくち。」 「もー、とりあえず泣きやみなさいよ。」 その後、満身創痍のれいむにオレンジジュースをぶっかけて治療し、これまで見たこともない様なご飯を食べさせ、 お風呂に入れて泥を落とし、柔らかいタオルで包んでくれた。 その最中、その後まで合わせて5時間以上かけ、れいむの家庭事情について耳を傾け続けてくれた。 自分の産まれた広大な草原のこと、 両親はなぜか自分をゆっくりさせてくれなかったこと、 殺されそうにまでなり、おうちを飛び出して2日、 必死でこの洞窟までたどり着いたこと。 そして、全てを聞き終えたあと、 「んじゃ、ウチに来る?タダとはいかないけど。」 れいむを人間さんの群れに加えてくれたのだ。 ホントにタダとはいかなかったわけだけれども。 「ゆぅぅ、ゆっくりしたいよぉ。」 れいむも本当は、ゆっくりして、のーびのーびして、すーりすーりして、元気いっぱい遊びたかったが、 むきゅんちゃんは、れいむにそこまで自由を許してくれない。 そんなことを言ってみても、「これがあんたのお仕事なの。」と机の足元に放り込まれ、意見など一蹴される。 今日もろくに跳ねまわることも、のーびのーびすることもできず、 椅子に座ったおねーさんに踏まれ続けるか、 ちゃぶ台さんの前に座ったおねーさんに、クッション代わりにされるだけの一日が終わろうとしている。 「はやくしなさーい、寒いんだからー。」 「ゆゆっ!?ゆっくりしないでうんうんするよ!『もるんっ』すっきりー!」 部屋の隅に置かれたゆっくり用おトイレ(バニラ香料・おしり拭き付)で用を足しながら、窓の外へと耳を傾けると、 外に住んでいるのであろうゆっくりの、開放的にうんうんをする声が聞こえてきた。 「うんうんしゅるよ!しゅっきりー!」 れいむは今の生活を失いたいとは思っていないが、それでも思ってしまうのだ。 あんなに広い所で、誰にも急かされず、邪魔をされずにうんうんが出来たら、どんなに気持ちいいだろうか、と。 一方同時刻の居間。 むきゅんパパがテレビを見ながらお茶を飲んでいる所に、 庭から一仕事終えて帰ってきたむきゅんママが入ってきたところだった。 「おかえり、ママ。」 「ただいまー。ホント、あのコンポストには困ったもんよ。庭のど真ん中でうんうんするんだから。」 「それで、どうしたの?」 「お帽子とやらを燃やしてきてやったから、もう永くないでしょ。」 「・・・手加減ないね。」 「ウチのれいむくらい行儀良かったら加減するわよ。夜にギャーギャーうるっさいんだから。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・すーや、すーや。」 「れいむ、起きて。れいむー。」 「ゆっ!?ゆっくりおきるよ!」 過酷な虐待に耐える内、心労で疲れ果て、眠ってしまったようだ。 決して足の裏で揉まれるマッサージが気持よすぎて寝てしまったわけではない。 と、れいむは思っている。 「れいむー。今日の晩ご飯何がいいー?」 と聞いてくるのはむきゅんママ。 ちなみに、むきゅんちゃんやパパは「なんでもいい」「おいしいもの」のどちらかしか返事が返ってこないので、 最近ママから質問されることはない。 「ゆっ!れいむ、ゆっくりふーどさんがたべたいよ。」 「却下。金の無駄。」 「ゆぅぅぅぅ・・・、じゃあ、ぽとふさんがいいよ。」 「はいはーい。」 ちなみに、れいむに晩御飯のリクエストを聞くと、 大抵野菜を大雑把に切って、適当に寸胴なべで煮るタイプの料理が返ってくるので、 むきゅんママはとても機嫌が良くなる。 「ゆぅ~・・・。」 むきゅんママが鼻歌を歌いながら買い物に出かけていった後、れいむはため息をついた。 人間さんのご飯は無論、とてもゆっくり出来るが、れいむが食べたいものは別にあったのだ。 「ふーどさん・・・。」 ゆっくりフード。 それは、公園で仲良くなった、飼いゆっくりのお友達の誰もが食べていると言う、ゆっくり出来るご飯の頂点。 と、れいむが思っているご飯であった。 実態は、ゆっくり向けに栄養バランスを整えたペットフードである。 舌を肥えさせないように程よく不味く作ってあり、キャットフードなどよりは格段に低価格、 正直言って人間のご飯と比較するのは失礼な代物だ。 『きのうのふーどさんは、とってもとかいはだったわ。』 『わかるよー。しんはつばいのふーどさんなんだねー。』 ― ゆぅぅぅ、れいむもゆっくりふーどさんたべたいよぉ・・・。 ― 『れいむも、ふーどさんにふさわしいゆっくりになってねー。がんばればなれるよー。』 『れいむはとってもとかいはだから、いつかおねーさんもふーどさん、かってくれるわ。』 れいむは、友だちゆっくりのように『飼いゆっくり』になって、ゆっくりしたフードさんを食べてみたいなぁ、 などと思いながら、今日も程よく冷ましてもらったポトフをお行儀よく口に運ぶのであった。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 「さすがママ。野菜を適当に煮る料理に関しては天才的ね!」 「・・・嫌なら食べないでいいわよ。れいむが全部食べるから。ねー。」 「おかーさんのごはんはゆっくりできるよ!」 「ゴマすりが上手ね。れいむ。」 「ゆっくりむーしゃむーしゃしたよ!」 「ごちそーさまー。」 「デザート食べる?」 「ショートケーキかぁ。じゃあ、半分だけ。れいむ、半分食べなさい。」 「ゆぅぅ?」 「太っちゃうでしょ、いいから半分食べなさいよ。」 「ゆっ、ゆっ!・・・むーしゃむーしゃ、しあわせー。」 ・・・そう、れいむの目標は、町のあらゆるゆっくりが望む至高の地位、 ゆっくりフードさんを食べさせてもらえる『飼いゆっくり』になることなのであった。 夕食後、むきゅん邸の庭。 この家の庭には、一面芝生が敷いてあるが、隅の一角だけ、黒い土がむき出しの場所がある。 一見花壇のようなこの場所に、むきゅんママはポトフの調理中に出た生ゴミを無造作にばらまいた。 ばらまいた後は、後ろも振り返らずにスタスタと家に戻る。 「ゆっ、いったのぜ。」 「ゆっくりしたおやさいさんだよぉ。」 実はこの場所、むきゅんママが『コンポスト』と呼んでいる場所には、これまた『コンポスト』と呼ばれる駄ゆっくりが大小十数匹住んでいる。 「ゆふーん、おぼうしいっぱいだよ!まりさはかりのてんさいだね。」 「ゆぅぅ、まりさははんぶんだけだよぉ。しょうがないから、くささんもとってかえるよ。」 お帽子いっぱいに生ゴミを集められなかった不足分として、ブチブチと雑草をむしっていく成体まりさ達。 この群れでは、要するに生ゴミを早くかき集めることができるゆっくりが、狩りの名人と称賛される仕組みになっている。 ゴミと入っても出来立てほやほやの生ゴミなのだから、腐ったり臭いを出しているわけでもなく、ゆっくりの食事としては上等な部類だからだ。 そして狩りの下手なゆっくり達は、雑草などを生ゴミ回収の後でかき集めることになる。 むきゅんママとしては、雑草の処理もやってもらえるので、一石二鳥というわけだ。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」×5 「おやさいしゃん、ゆっくちしちぇるにぇ!」 「れいむのまりさは、かりのてんさいだよ!」 「ゆふーん。それほどでもあるよぉ。」 「ママも、れいむと同じゆっくりとは思えない扱い方するわねぇ。本人達は幸せそうだけど。」 「れいむは行儀いいでしょ、おとなしいし。きっといい親に育てられたのねー。あのコンポスト共とはエライ違いだわ。」 「うーん。まあ、育ちは確かに違うみたいだけど・・・。あ、れいむ、ビスケット食べる?」 「むーしゃむーしゃ、しあわせー。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「むきゅーん。テレビ終わったら風呂入っちゃいなさーい。」 「はーいママ。れいむ、お風呂入るわよ。」 「ゆ!?おみずさんいやぁぁ!」 「逃げんな。一緒にベッド入るんだから、キレイになってもらうわよ!」 「ゆぎゅぅぅぅううう!」 夜が更けても、れいむの受ける虐待はまだまだ続く。 毎日むきゅんちゃんが行う強制水浴びも、れいむの精神をすり減らす狂気の拷問であった。 バシャバシャバシャ、ジャー! 「ゆぴぴぴぴいい!おぼれりゅぅぅううう!どげじゃうぅぅぅ!」 「たらいのお湯で溺れるわけないでしょー!逃がさないわよぉ!」 ちなみに本来ならば、きれい好きのゆっくりは、体が溶けるリスクを冒してでも水を浴びるほどの水浴び好きだ。 が、初めての水浴びのときは、やはり親の見守る中で、恐る恐る水辺に近づくもので、本能的には水の恐怖というものを十分に理解している。 水浴びが好きなのは、『きれいになるとゆっくり出来る』が親とのゆっくりした幼少期の記憶に結びつき、死の恐怖を覆い隠すためだ。 そんなわけで、赤ゆっくりの頃に両親が水浴びをさせてくれたことがなかったため、れいむは水浴びが大の苦手である。 プラスチックのたらいにためられたお湯を、浴室中にまき散らしながら抵抗するが、 自分の入浴のついでなので、むきゅんちゃんも衣服は脱衣済みであり、お湯を浴びるくらいではひるまない。 「ほーら、捕まえた!おリボンいただきー。」 「ゆぁぁぁあああん!ゆっぐぢでぎないぃぃぃ!」 「ほんじゃ、頭洗うわねー。ごーし、ごーし」 「ゆびゅびゅびゅびゅ・・・」 「こらぁ、しゃべらないで、あんっ、くすぐったいでしょぉ。んっ、ぁぅ。」 ふにふにふにふに、バシャーン。 むきゅんちゃんも慣れたもので、れいむの顔面を自分の股の付け根に押しつけるようにして、 太ももでれいむを挟み込んでしまうと、言葉とは裏腹に、ゆっくり用シャンプーで優しくれいむの頭を洗ってあげる。 髪の毛をきれいに流してあげたら、ゆっくりソープで全身を、手のひら全体を使って優しく流し、 仕上げにゆっくリンスを髪の毛とお飾りに馴染ませる。 この間中れいむを股に挟みっぱなしなので大変そうだが、むきゅんちゃんは結構楽しんでいるらしく、 毎晩、色っぽい声をあげながらじっくりとれいむを洗ってあげているようだ。 洗い終わってしまえば、後は大きめの桶にれいむを入れてやり、タオルを頭に乗せてやって湯船に浮かべる。 体を洗われるのは嫌だが、湯船に浮かんでいるのは、まりさになった様な気分でなかなか楽しいようである。 「ぷーか、ぷーか、しあわせー。」 「あんたも現金ねー。」 ブォオオオオオーッ、 「ゆぴょぉぉぉぉぉ、かぜさんはゆっくりでぎないぃぃぃぃぃ・・・」 「我慢しなさい。」 お風呂からあがったら、むきゅんちゃんは自分の髪の手入れもそこそこに、 れいむにドライヤーで冷風を浴びせてやりながら、丁寧にブラッシングをしてあげる。 最後にゆっくりスキンオイルをまんべんなく全身に塗りこんで、 ゆっくりパウダーをパタパタとまぶしてあげればお手入れ完了だ。 「すっきりー!」 だが、とれいむは思う。 水浴びはすっきりーだし、お湯の上にぷーかぷーかするのは確かに楽しいが、 こんなに念入りにお湯に漬けられるなんて、ゆっくりできない。 きっと『飼いゆっくり』のみんなは、飼い主さんにぺーろぺーろして、きれいきれいしてもらっているに違いない、と。 「おねーさん。」 「なーにー?」 「れいむ、おねーさんにぺーろぺーろしてほしいよぉ。」 「無理。」 「どぼじでぇ。」 「何で足の下に敷いた饅頭をなめなきゃいけないのよ。なにそのプレイ?」 「ゆっぐぢでぎないぃぃ。」 一方その日の昼、庭のコンポスト一家。 「ぺーろぺーろ、ぺーろぺーろ。」 「ゆぎゅぅぅ・・・」 母れいむは、懸命に子れいむをぺーろぺーろしているが、子れいむは元気がない。 その原因は、子れいむの後頭部にジワリと広がる、黒いシミ、カビであった、 今は暦的には間もなく冬という時期であり、さすがに寒風吹きすさぶ中で水浴びするゆっくりはいない。 それでも、ゆっくりの汗や体液には抗菌作用があるので、通常はカビが生えることはまずない。 だが、このれいむ、他のおちびちゃん達よりも食いしん坊で、 しばしば夜中に貯蔵食料を盗み食いし、そのまま貯蔵庫の中で眠ってしまうという悪癖があった。 これ自体は野生でも程度の低い赤ゆっくりなどの中では珍しい癖ではなく、 大抵は冬の間に食糧が足りなくなる原因となるだけなのだが、ここではほかにも問題があった。 父まりさが集めてくる食料が、むきゅんママがばら撒くゆっくりした生ゴミが中心である。 しっとりと濡れて、放っておくと数日で腐り始める生ゴミ、その中で一晩中眠っていれば、カビも生える。 「ゆふぃぅぅぅ・・・おきゃーしゃん、かゆいよぉ。」 「ゆぁーん。おにぇーしゃん、ゆっくちちちぇー。」 「・・・れいむ、もう・・・」 「まりさぁ、やめてね。おちびちゃんは、れいむたちのかわいいおちびちゃんなんだよぉ。」 父まりさとしては、なるべく早く決心しなければならない。 子れいむのカビは、死の病だ。そして、放置していると家族全員に伝染してもおかしくない。 かゆいと言っている背中を棒で掻いてあげると、皮膚がボロボロと崩れるので、 下手に悪化してからではおうちから出すのに苦労することだろう。 「おきゃーしゃん、おとーしゃん、・・・どうちて?ゆっくちさせちぇー!おうちにいれちぇー!」 結局この夜、カビ子れいむはおうちから追い出され、二度と入れてもらえることはなく、 「・・・夜騒ぐなっての。」 「ゆっく『ボウッ』・・・ゆびゃぁぁぁあああ!あじゅぃぃいいいい!!!」 むきゅんママの手でおリボンに火をつけられ、汚物として処分された。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「先におふとんあっためててね。」 ずぼりっ!もぞもぞ。 「ゆぴゅぅぅぅぅ。ふわふわー。」 お風呂からあがると、むきゅんちゃんは髪とお顔のお手入れをしてさっさと眠ってしまう。 ゆっくりばりの早寝早起きが習慣なのだ。 「もうあったまったかしら。『もそり』ああ~、あったか。いい湯たんぽね。」 「ゆっく、ゆっくぢ。」 「ベッドから出るな。足元に居なさい。『もにゅもにゅ』おやすみー。」 「ゆぅぅぅぅぅー。ゆっくりおやすみー。」 おやすみとは言っても、むきゅんちゃんが眠ってしまうまで、 つま先でむにゅむにゅと突っつかれたり、かかとを頭に乗っけられたり、 太ももでむぎゅむぎゅと挟まれたりと、なかなか落ち着けるわけではない。 結局れいむがゆっくりと眠ることができる、むきゅんちゃんの枕横に移動できるのは、 午後8時を回った深夜になってからであった。 「ゆぅ、おねーさん・・・。」 「すぅ・・・すぅ・・・」 れいむは今日も、むきゅんちゃんに言えなかったことがある。 『れいむをかいゆっくりにしてね!』 怖かったのだ。現在の生活を失ってしまうのが。 れいむは、現在の生活に完全に満足はしていないが、それでも両親の下での虐待の日々、 死を覚悟した程の逃避行の苦痛、恐怖を思い出せば、十分に恵まれていると思わざるを得ない。 だが、公園で会う飼いゆっくりのみんなは、もっともっとゆっくりして見える。 より多くのゆっくりを求めるのは、れいむだけでなく、全てのゆっくりの本能であった。 れいむは自分のおリボンの端っこをちらりと見る。 れいむは気づいていないが、生まれつきついていた小さな切れ目はむきゅんちゃんが、出会った初日に補修している。 その傷一つないれいむのおリボンに付けられているのは、金色に光る小さなバッジ。 最近、「ゆっくりしたゆっくりだって認められたらもらえるのよ。」と言われ、 むきゅんちゃんに連れられて行った建物で、色々やった後にもらえた、れいむの宝物であった。 「このぴかぴかさん・・・もっとたくさんもらえたら、かいゆっくりさんになれるかなぁ?」 でも、飼いゆっくりのみんなだって、ぴかぴかさんは一つしかつけてなかったと思う。 じゃあ、ちぇんの付けてた茶色いぴかぴかさんや、ありすの付けてた銀色のぴかぴかさんももらえるように頑張ろう。 ちぇんやありすみたいに、たくさん、たくさんゆっくりしたゆっくりなら、きっとおねーさんも飼いゆっくりにしてくれるよね。 そんなことを考えながら、れいむは今日も眠りにつく。 「すーり、すーり。すーり、すーり。」 むにゅん、むにゅむにゅ・・・ れいむは、自分がついに受けることができなかった、両親の愛情を取り戻そうとするかのように、 むきゅんちゃんの控え目な胸にすーりすーりを繰り返す。 代償行為でしかない、だが、れいむはわずかながら自分の心の傷が癒えていくのを実感していた。 「むぅんん・・・甘えんぼねぇ、ホント。」 「ゆぅーん。おこしちゃったよ、ごめんね、おねーさん。」 「まあ、いいわ。ゆっくりおやすみなさい、れいむ。」 「ゆーん、ゆっくりおやすみー。」 同時刻、庭のコンポスト達のおうち。 「おきゃーしゃん、しゃむいよー。」 「ゆっくちさせちぇー。」 「おちびちゃんたち、もっとあつまって、すーりすーりしようね。すーり、すーり。」 「ゆぅぅぅ、ごはんさんもたりないし、どうじよー。ふゆさんがきちゃうよぉ。」 コンポスト達のおうちは、雨風の心配こそないが、石造りの寒々としたもの。 草のじゅうたんだけでは十分に温かくならず、すーりすーりで暖をとる他無い。 「すーりすーり、すーりすーり、・・・すっきりー。」 「ゆぁぁぁ!すっきりしちゃったぁぁあああ!!!」 「おきゃーしゃん、おなかしゅいたー。」 「ゆっくちさせちぇー。」 すーりすーりが増えれば、それだけ事故も起きやすくなる。 最悪の状況で、また家族が増えてしまった。 それに、冬は十分なご飯が集まらず、ほとんどはむきゅんママの出す生ゴミに頼らざるを得ない。 一月以上前に生まれたおちびちゃん達も、未だに赤ちゃん言葉が抜けず、狩りも上手くできない。 食い扶持ばかりが増えていく悪循環であった。 「ゆぎぎぎ・・・これもぜんぶれみりゃのせいだよ!」 「そうだよ!おとーさんやおかーさんやむれのみんながげんきだったら、もっとゆっくりできたんだよ!」 父まりさも、母れいむも、群れが健在だったらごはんももっといっぱい手に入ったはず、と、 まったく的外れな怒りを、かつて群れを襲ったれみりゃに対してぶつける。 実際は生ゴミを分け合うゆっくりの数が増えて、ますますゆっくり出来なくなるだけにも関わらず。 「これじゃあ、ゆっくりえっとうっできないよぉぉぉおおお!」×4 だが、そんな心配は、間もなく必要なくなる。 むきゅん邸、居間。 「ほんじゃ、そろそろコンポスト間引いてくるわ。」 「ママー。火の始末には気をつけてねー。」 「水バケツ持って行くから大丈夫よ。それにしても、一か月でメンテが必要になるなんて、ホントアホばっかり。増えすぎよ。」 「新しいゆっくり拾ってきた方がいいんじゃない?」 「いいのよ。ストレス解消になるし。」 むきゅんママの手にはバーベキュー用ライター。 そして頭にはずいぶん前に入手した、ぼろぼろのれみりゃの帽子が乗っかっている。 間引きに行くのが人間だとばれると、警戒心が強くなって、生ゴミへの食い付きが悪くなるのを経験上知っているためだ。 「それならいいけど・・・。しかし、ホント、ウチのれいむとえらい違いだよねー。全然学ばないし、うるさいし。」 「むきゅんも、どこから拾ってきたか教えてくれないのよね。きっと親は飼いゆっくりだったんじゃないかしら。おとなしいし。」 「実はお小遣いためて、ショップから買ってきたとか?」 「うーん。そんなにゆっくり飼いたかったのかしらねぇ・・・」 その夜、れいむの産まれたゆっくりプレイス、むきゅん邸の庭の隅っこでは、ほぼ毎月恒例の惨劇が繰り広げられた。 「うー!うー!(何やってんだろ、私。・・・楽しいけど。)」 「ゆぅ・・・ゆ?れみりゃだぁぁぁああああ!!!」 「ゆゆっ?うるさいよぉ・・・れみりゃだぁぁぁあああ!!!」 「ゆぴぃぃぃいいいい!はなしちぇぇぇぇええ!」 火に包まれて間引かれていく群れのゆっくり達。 生き残るゆっくりは決まっている。 成体直前まで成長していたまりさ3匹、れいむ3匹。 いつもどおり、おうちの裏の茂みへと逃げ切り、生き延びる。 単に、生ゴミの処理に適正な数であるというだけの理由で。 そして、その中にれいむの両親と、れいむの姉妹の生き残りであった2匹は含まれていなかった。 しばらくエロが書けてないんで、ムラムラがたまる一方。 今回も全然エロを絡ませる隙がなくってもうツライツライ。 それに中途半端に長くなっちゃって、今回のSSは少々内容がわかりにくくなっちゃったかもしれない。 おまけ:キャラ設定 おねーさん(本名:むきゅん) れいむを拾ってくれた中学三年生。 元々はゆっくりを踏んだり指で突っついたりする感触が気持ちいい、というだけの理由でれいむを拾った。 最近は風呂場やベッドの中でも役に立つということを知り、本格的に愛着を持ってきているようだ。 下着は履かない派で、学校の男子や男性教師には大変人気がある。 母方の親戚にあきゅんちゃん、うにゅんちゃんという同級生がおり、仲良し。 むきゅんママ(本名:さっきゅん) 普段着がミニスカフリルのメイド服で、ゆっくりSMクラブ『不夜城』のオーナーという顔も持つお母さん。 家族の前では温厚だが、むきゅんちゃんと異なり、ゆっくりに対しても、男性に対してもドS。 ちなみに店では緊縛プレイの重鎮・すっきりヤマメと、ハード調教で期待のルーキー・すっきりフランが人気を二分しており、 経営は好調。一応まだ20代。 むきゅんパパ(本名:天太) 冬でもスパッツとタンクトップで過ごすヒゲマッチョ。 独特の髪型で、近所の小学生にはテンタクルおじさんと呼ばれている。 昼間は河川敷でエロSSを書き、夜はママの体を慰めるお仕事に従事している72歳。 挿絵 by儚いあき 挿絵 byべーじゅあき 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 プラス本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還- 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る れいむが羨ましいです・・・・だがゆっくりの分際でこんな事やってるなんてけしからんです。魂入れ替えたいです。 -- 2018-07-16 20 18 40 風呂で挟まれたい!れいむ!変われッ! -- 2016-09-17 11 41 00 舌は肥えまくってるだろうによく金バッチとれたな -- 2016-07-14 02 57 51 意外なヲチ。流石D.Oさんは上手いわ -- 2013-08-20 01 16 52 あのれいむになーーーりーーーたーーーい!!!!! -- 2013-06-10 19 55 08 クソッ、人間の尊厳を無くした変態共が……!こんなうらやま……けしからん話に食いつきやがって! -- 2012-11-28 14 54 42 れいむのしあわせとゲス共へのざまぁwな仕打ちが合わさったゆっくりした作品でした -- 2012-10-13 14 41 52 父ちゃんヒモじゃねえかw それにしても、れいむは他の飼いゆっくりに金バッジの価値を教えられてないんかね? -- 2012-08-15 13 12 13 ええ話や -- 2012-07-13 13 51 40 虐待じゃねぇー -- 2012-07-11 19 31 48 れいむ~~~う~~ら~~~や~~~ま~~~け~~~し~~~か~~~ら~~~ん~~~ -- 2012-03-17 18 00 01 ぱんつはいてないことに誰かつっこめよ -- 2012-02-23 23 51 26 オチで笑った上に感心しましたww -- 2011-12-19 01 03 24 絵がかわいいな。 -- 2011-10-13 19 51 35 オチwww -- 2011-09-20 19 23 13 太ももはさまれたい -- 2011-08-04 20 39 20 れいむ、てめぇちょっと俺と魂入れ替えろ -- 2011-05-05 16 45 43 20代が中3のむきゅんちゃんの母だと……!! でもこのママならなぜか納得できる……!! 不思議……!! -- 2011-04-30 21 50 39 母親何やっているw しかしこのれいむ・・・すごく羨ましいです 貧乳欲しいです -- 2011-02-14 22 11 27 キャラ設定の適当さに笑ったw -- 2011-02-06 07 42 23